時効前日の勝利宣言。タイ・ペトンタン首相、旧タクシン政権の「タクバイ事件」に幕引き。

この人は、やはりこらえ性がないようです。
時効前日の勝利宣言(?)です。

タイのぺトンタン首相が、タクバイ事件に関して謝罪し、政令による時効延長はできないと宣言しました。

10月24日15時45分、タイ政府庁舎にて、ペトンタン首相が、翌日に時効を迎えるタクバイ事件について声明を発表しました。

この事件は20年前に発生したもので、彼女はその悲劇を遺憾に思い、政府を代表して謝罪しました。
今後はこのような事件を繰り返さないよう、最善を尽くすとコメントしました。

時効については、国務院からこのような回答を得たと伝えています。

国務院からの回答では、時効延長は憲法第172条および第174条に基づいておらず、特定の事件のみを対象とする法令の制定や時効の延長は憲法第26条第2項に適合しないため、不公平な選別となり得るとされました。
故に、時効延長は憲法および国際刑法に照らして実施できないとのことです。

首相は、すべての人がこの事件の重大さを理解し、今後このような暴力が繰り返されないよう、また政治問題と結びつけないよう呼びかけました。

タクバイ事件が父であるタクシン元首相の時代に起きたことについて質問された際、ぺトンタン氏は、これまでの政府が責任を取ってきたことを強調しました。
彼女自身も最善を尽くしており、この事件は一個人の問題ではなく、国全体の問題であると述べました。

国際裁判所への提訴を検討する動きについての質問に対しては、この20年間で多くの訴訟が行われており、すでに判決が下されていると述べています。

もし本当に謝罪をする気持ちがあるなら、時効まで事件に全力で対処するものではないのですか?
なぜ、まだ時効を迎えていないにも関わらず、かってに事件の幕引きをしようとしているのでしょうか?
また、これまでも法の下の不平等など、日常茶飯事だったにもかかわらず、不公平とは何を指して言うのでしょうか。
国全体の問題ではなく、旧タクシン政権が引き起こした問題です。
タイ貢献党の容疑者については、どうなっていますか?

事実を捻じ曲げないで下さい。

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