プーケットで「未知との遭遇」しちゃった青年「マジでエイリアンかと思った」。その正体は?

「エイリアン来た!」と投稿者は、本気で思ったそうです。

10月19日、あるFacebookユーザーが、紫色で平らな殻を持つ謎の生物を、プーケットのバナナビーチで発見し、投稿しました。
彼はその生物を「エイリアンの卵のように見えて怖くて触れなかった」とコメントし、変異することを恐れていました。

この投稿が公開されると、多くのユーザーが反応し、専門家たちも意見を述べました。
この生物は「ヘルメットウニ(Colobocentrotus atratus)」で、ウニの一種です。
殻がタイル状になっており、一般的なウニとは異なり、トゲが全くありません。
波の激しい沿岸の岩場に生息しており、波に押し流されないように進化した結果、トゲが必要なくなったのだと説明してくれていました。

ヘルメットウニは強力な吸着力を持っており、研究によれば、秒速27.5メートルの波に耐えることができ、これは木を根元から引き抜くほどの力に相当します。
タイでは非常に珍しい種で、1987年に初めて確認され、最近では2004年にも報告されています。
シミラン諸島国立公園では2019年に約50個体が発見されました。

こんなに珍しい生き物なのに、ちゃんと種の保存ができているってすごいな。

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