タイでミャンマー国歌を歌ったとして学習センターが閉鎖に。日本人学校でも国歌歌ってますが…。

労働保護ネットワーク(LPN)は、スラータニー県の県教育局がミャンマー人向けの児童の学習センターを閉鎖したことに対し、深い懸念を表明しています。

この閉鎖措置が下る前、子どもたちがミャンマーの国歌を歌う映像がSNSによって拡散されたことが発端となっていると言われています。

労働保護ネットワークは、学習センターの閉鎖が法的な問題なのか、それともミャンマー国歌を歌ったことへの反発なのかは明確ではないと前置きしながらも、これは「軽率な反応」であると非難しています。

この映像は賛否を呼び、多くの人が「タイ国内でミャンマー国歌を歌うのは不適切」とコメントしていました。
一方で、同様の学習センターが全国に約60カ所あり、約2万人のミャンマーの子どもたちに教育を提供していることに懸念を示す声もありました。

スラータニー県教育局によりますと、問題の「ミンター・ヤイン・クン学習センター」(the Myinttar Yeink Khun)は、法的に設立されていなかったため、即時閉鎖命令が出されたとのことです。
このセンターでは、ミャンマーの内戦を逃れてタイに一時避難している数百人のビルマ人の子どもたちに教育を提供していました。

労働保護ネットワークは、これらの学習センターが国民教育法に従って正式に登録されるのは難しいとし、その理由として信頼できる地元の支援者が必要であることを挙げています。

ミャンマーからの移民労働者が約100万人住むサムットサコーン県クラトゥム・バン地区には、大規模な学習センターがあり、そのネットワークにはLPNが支援する他の小規模なセンターも存在します。

彼は、教育当局や政府がこれらの子どもたちの困難な状況を理解するべきだと強調し、彼らが内戦により母国を離れることを余儀なくされた困窮者であることを指摘しています。

さらに政府当局がこれらの学習センターを支援し、子どもたちが基本的な教育を受けられるようにすることを提案しています。

ミャンマー人が国家を歌って、このようにタイ人から非難されるなら、日本人学校で日本の国歌を歌っている日本人はどうなるのでしょうか。
タイ人に心の中に、何か「差別」はありませんか?
タイ政府が高圧的にそのような行為をすることは、これまでのいきさつから理解できますが、ネット内でタイの民間レベルでそのような声が上がっていることに、遺憾の念を覚えます。
それは心の小ささを表すもので、とても残念に感じています。

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