観光大国タイで、観光客が来ない不人気都市はどこだ?! なぜ来ない?観光庁が分析。

観光大国タイランド。
主な観光地としてバンコクやパタヤ、プーケットなどの都市が年間数百万人の訪問者を引きつける一方で、他の都市ではその一部にすら達せず、観光客の誘致するのに苦労しています。

以下は、タイ国政府観光庁(TAT)の記録に基づく、観光客数が最も少ない3つの県と、その要因を要約したものです。

◆ノーンブアラムプー:東北部に位置するこの県は、昨年約28,000人の訪問者しか迎えていません。
主要な観光名所や美しい景観が乏しいため、魅力に欠けると評されています。

◆パッタニ―:南部に位置するこの県は、昨年約25,000人の訪問者がありました。
2024年以降に激化した紛争状態が、観光に大きな影響を及ぼしています。

◆アムナートチャルーン:こちらも東北部に位置し、昨年の訪問者数は約23,000人でした。
より人気のある観光地であるウボンラチャターニーに近いことや、独自の観光名所が少ないことが訪問者数の少なさに繋がっています。

この格差を解消するためタイ政府観光庁は、歴史的に観光客が少ない二次都市をプロモーションすることに注力しており、そのためにAgodaのようなプラットフォームと提携しています。
この取り組みは、タイ政府観光庁が2024年の観光収入目標である3.5兆バーツを達成するための広範な計画の一環だと主張しています。

数字が達成できても、その多くを中国企業に吸い取られているのでは、タイ国民はちっとも豊かになりませんので、ザルの穴を埋める政策も同時に打ち出す必要があるでしょう。

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