生き埋めとなった3名に生命反応! タイ高速鉄道トンネル建設崩落事故。「72時間の壁」はすでに超過。

8月24日23時40分、タイのナコンラチャシーマー県パクチョン地区にある高速鉄道トンネル建設で、作業員と現場監督(中国人2名とミャンマー人1名)が崩落事故に遭遇したニュースを以前、速報でお伝えしていました。

この事故は、作業員がトンネル入口から約600メートルの地点でショベルカーなどの重機を使用して掘削作業を行っている際に発生しました。

その後、懸命な救出作業が続けられていました。
8月26日午前4時30分、夜間の捜索作業で、パルスモニターと掘削機を使用して土を除去した結果、救助チームは閉じ込められた人々がまだ生存している可能性があることを示す生命の兆候を発見したとの発表がありました。

さらに28日9時の時点での生命探知装置による調査によって、3名の生存反応が示されているとの最新情報が入っています。

最初に確認された被災者はトンネル内で車両に閉じ込められているようで、掘削機から約1.2メートルの距離にいると言われていました。
早ければ、本日の正午ごろに救出できるのではないかとの報道も流れましたが、位置が一致していなかったため、さらに0.8メートル斜めに掘り進める必要があるとのことです。

捜索はK9捜索犬と複数の機関の支援を受け、現在も24時間体制で続けられています。

崩落事故においては、「72時間の壁」と言う言葉がある通り、72時間を超えると急激に救出の可能性が低くなると言われています。
すでに80時間以上経過しておりますが生命反応はあるとのことなので、急ぎながらも慎重に救出活動を続けてもらいたいものです。

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