早くも暗雲、タイ貢献党解散請求! タクシン氏実質支配は「不正行為」。選管の判断は?

タイメディアの報道によりますと、8月19日にある匿名の人物が、選挙管理委員会(EC)に対して、プアタイ党の解散を求める申し立てを行ったことが明らかになりました。

この申し立ては、タクシン・シナワット氏がタイ貢献党を実質支配している疑いがあることを理由に、選挙管理委員会が直接憲法裁判所に解散の判断を求めるよう要求した内容となっています。

申し立ての中で、この人物は、8月14日に憲法裁判所がセター元首相による弾劾裁判で、不正行為を認定した判決文を引用し、それを根拠にタイ貢献党の解散を求めています。

申し立てでは、タクシン氏がタイ貢献党に影響を与えている証拠があり、それには党のリーダーたちが彼を歓迎し、その指導を受け入れていることが要求されていると言います。

また、タクシン氏が党の方向性について、ビデオメッセージで指示を出していたことも、タイ貢献党の総会で公表されたとされています。

これらの行為が、政党法第28条および第29条に違反しているとされ、憲法第45条に基づく政治活動の自由が侵害されているとの指摘がなされています。
このため、選挙管理委員会が憲法裁判所にタイ貢献党の解散を求めるよう要求し、タクシン氏に対しても法的措置を求めています。

この申し立ては証拠が十分にあるとして、調査を行わずに即時に憲法裁判所に提出するよう求められていると伝えられています。

現状、娘のぺトンタン氏が首相に任命されましたが、組閣に時間がかかっています。
それは身元調査を慎重に行っていると理由を説明していますが、ピチット氏のような誰もでも知っている前科者を自分の側近だからと言う理由で簡単に採用していまう身元調査などあってなきがごときでしょう。

そもそも国の大事を預かる首相の決め方が、こんな形で行われるのなら、選挙など無意味です。
元々そうだったと言われればそれまでですが、今回の件で、政治に関心のない人々にまで知れ渡ったことと思います。

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