タイ経済の低迷さらに続落の予感。前進党解党命令が、欧米諸国に不信感を与えたとタイ工業連盟。

8月8日、前進党を解党させたことは、西側投資家の信頼に影響を与えるだろうと、タイ工業連盟会長が発言しました。

FTIのクリアンクライ会長は、欧米諸国は政治的自由を重視しており、憲法裁判所による党解散の判決は、投資家、特に西側諸国の信頼に影響を与えたのは間違いないとコメントしています。

欧州連合は、タイの主要野党を解党するという裁判所の決定は、民主主義に反するとこの判決を批判しました。

また米国国務省も、タイの憲法裁判所の判決はタイの民主主義を危険にさらし、民主的な未来を求めるタイ国民の声に反するものであると批判しています。

しかし、クリアンクライ氏は、日本の投資家は西側諸国よりもタイの政治状況をはるかに理解しているだろうと楽観的な見方を示しています。

これとは別に、タイ商工会議所のサナン会長は、前進党の解散が経済に影響を与えるとは思わないと述べます。
同氏は、政治的緊張は間もなく緩和され、同国経済は復活への道を歩み続け、それは今年第4・四半期にはっきりと表れると信じていると述べます。

続いて憲法裁判所は、セター首相に対する訴訟について8月14日に評決を下す予定です。

この国で、誰が白で誰が黒なのか見分けるのは簡単です。
特に今回の判決に対するコメントを注視していれば、明々白々です。

汚職と言うはっきりとした大罪を犯しながら、一日も刑務所に行かずあっという間にシャバに出てこれる人もいれば、明らかに言いがかりでしかない判決で10年も行動が縛られてしまう人もいる。

また、欧米諸国が判決に対し批判をのべたことについて、「ピターは欧米の犬だ」と言う人さえいます。
この国はいつから、北朝鮮や中国のようになってしまったのでしょうか。

確かに政治や経済の中枢は、中国の同化政策によって中華化が進んでいますが、この発言はひどいと感じました。
もはやタイは自国のアイデンティティすら、失ってしまったのかもしれません。
少なくとも、この国は我々が知っている民主主義の国ではないということです。
北朝鮮ですら、朝鮮民主主義人民共和国という民主主義の国ですが、そうは思いませんでしょ。

この国の異常性を、我々はもっと知るべきなんです。

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