セター首相、二転三転! 委員会で可決もマリファナ麻薬指定化撤回。選挙公約、何一つ実現せず!

結局、この選挙公約もウソだったようです。

7月23日、セター首相は、マリファナを非合法化するという選挙公約を撤回しました。

セター首相は、火曜日恒例の閣議の前に、ソムサック公衆衛生大臣とアヌティン内務大臣と会談しました。
その階段でセター首相はソムサック氏に対し、マリファナを麻薬指定さずに、マリファナの使用を規制する法案を推進するよう指示しました。

与党タイ貢献党は、2023年の選挙活動中にマリファナを麻薬に再指摘すると有権者に声高に約束したにもかかわらず(しかも政権樹立後半年以内に)、マリファナに関しての方針は二進三転しており、政権樹立一年が経過した今も結局、何一つ進展がありません。

繁華街にはマリファナ店が立ち並び、店外まで異様な匂いが立ち込めています。

 

2024年初め、セター首相は、マリファナは多くの若者に影響を与えるため、麻薬指定されるだろうと述べていました。
しかし、当時のチョラナーン公衆衛生大臣は、マリファナは麻薬指定ではなく規制されるだろうと首相とは相反する発言を行っていました。
「首相は、個人的な話をしただけだと」と当時のチョラナーン大臣は、首相を押しのけて自身の持論を語る、徹頭徹尾不思議な人でもありました。(その後、大臣更迭。)

タイ首相「マリファナを指定麻薬に戻す」発言は個人的なもの、と公衆衛生大臣。首相発言は、個人か公人か確認が必要?

4月下旬の内閣改造でチョラナーン氏が更迭され、ソムサック氏が就任した後、新大臣はマリファナを麻薬指定化すると主張し始めました。

6月、麻薬の管理を担当する公衆衛生省の委員会がマリファナを麻薬指定することを可決すると、今度はアヌティン氏が激怒します。

その後、アヌティン氏はタイ貢献党の闇のフィクサー、タクシンとゴルフを行い、この問題についてタクシンが介入してきたと憶測が流れていました。

そもそも2年前に大麻合法化法案が通った時点でも、娯楽目的での使用は禁止されているにも拘らず、取り締まる法律を作らなかったばかりに今の大混乱が起きているわけです。
規制することで制御できる国なら、とっくにできているでしょう。

全てがウソで塗り固められたタイ貢献党政権。
国民はすでに愛想をつかしてはいますが、それだけではタイの将来に暗い影を落とすだけです。
そろそろ…。

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