実行支配! バンコク第2の中華街に、怪しい巨大看板現る!「安全かつ内密に国籍取得可」

7月22日、バンコクのラチャダーピセーク通りにあるホイクワン交差点に、中国が実行支配しているかのように漢字の看板が掲げられたことに、タイ警察が捜査を開始しました。

タイのSNSで「こんなこともできるのか?」という質問とともに、この看板の写真を投稿したことから騒動は始まりました。この看板の写真の投稿者は、翻訳アプリを使って解読したところ驚きを隠せなかったと話します。

看板には漢字(中国語)でのみ記載があり、このような内容でした。
「安全かつ内密に、30 日以内に第 2 の国籍を取得できます。
手続きは支払い前に完了します。
世界中で代理店募集中です。
価格は明瞭です。
インドネシア 3万
バヌアツ 7万
カンボジア 10万
トルコは15万。」

広告によれば、これは100パーセント合法であると謳っています。
通貨は明記されていませんでした。

さらに、この会社は13年以上にわたって移民サービスを専門とし、政府機関から承認を受けている会社であるとも主張しています。

これらの主張により、タイでの市民権取得の合法性について、国民の間で疑念が浮き彫りとなりました。

ヤワラート地区に続く、バンコク第二のチャイナタウンとも呼ばれるホイクワン地区では、中国語の文字を掲げた店が数多くあります。
この看板は、約14×12メートル規模の巨大なもので、4階建ての建物の上に設置されていました。

その後、ホイクワン警察は看板と設置機器を押収し、雇用主と広告の発注者を特定するために関係者を連行しました。

野党・前進党議員は、この状況が現実であれば深刻な問題であり、政府に対する不信へと繋がるだろうとコメント発しました。

「このようなタイ語以外での看板設置、これはタイの法執行機関を無視していることを示しています。
政府と警察はこの事態を真剣に受け止めるべきです。
ラチャダーとホイクワン地区には多くの中国人が住んでおり、そのため広告は中国人にのみターゲットを絞っていました。
この騒動は、タイが世界的な犯罪の中心地になっている可能性があることを示している」と説明しています。

トーサック国家警察長官は、パスポート販売を宣伝する中国語の看板事件を緊急捜査するよう警視庁に命じました。
看板はすでに撤去されていますが、誰が所有者なのか、法律に違反していないかを確認し、あらゆる面で違反者に対して速やかに法的措置を講じると述べています。

フアイクワン行政担当官は、この看板が公衆衛生法に基づく適切な許可なく設置されたことが判明した場合、最高で懲役3か月が、もしくは最高60,000バーツの罰金、またはその両方が科せられると述べています。
さらに1日あたり最高 10,000 バーツの罰金も科せられます。

タイでこのような看板がデカデカと掲げられること自体が、不気味でしかありません。
ここはタイですよ。
タイのみなさん、世界中で見られる中国人によるこのような実行支配を許していてよいのでしょうか。

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