タイ自動車産業、2024年に大幅な落ち込みに直面?! ホンダ、スズキ、スバルにみる生産拠点再編に懸念。

タイ工業連盟(FTI)は、ホンダオートモービルがアユタヤからプラチンブリーに生産拠点を移転する決定を下したのは、タイでの販売不振が原因ではないと考えていると話します。

FTI自動車産業クラブの副社長兼広報担当スラポン氏は、「生産施設の再編は、特に電気自動車やハイブリッド車における生産技術の変化に適応するための試みである可能性が高い」と分析しています。
このような再編は、米国や中国を含め、ほぼすべての自動車メーカーで見られることだと話しています。

しかしアユタヤ工場での自動車生産を中止するというホンダの計画は、業界アナリストの間で懸念を引き起こしています。

スズキ・モーター・タイランドは5月、継続的な販売不振と中国の電気自動車(EV)との競争激化を受けて、タイの全工場を2025年末までに閉鎖すると発表しました。

さらにタンチョン・スバル・オートモーティブ(タイランド)も、5年連続の赤字を理由に、2024年末までにタイでの車両生産を停止すると発表しています。

タイのアナリストは、タイの自動車産業が 2024 年に大幅な落ち込みに直面すると予測しています。
今年の最初の 5 か月間で、自動車販売台数は前年同期比 23.8% と大幅に減少しました。
これはここ 15 年間で、最も大幅な下げ幅であると言われています。

ホンダオートモービル(タイランド)は以前の声明で、タイの生産施設の再編は完成車の生産能力を最大化することを目的としていると説明していました。
同社は、「xEV」時代、つまり新製品への電力の組み込みに合わせて変更を行っていると述べています。

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