タイ中古車販売協会、EV車の市場参入が車両価格の混乱を招く。納車待ちの間に急速下落するケースも。

タイ中古車販売協会は、EV車ブランドの市場参入に伴い、車両価格のさらなる混乱を警告しています。

中古車販売業者協会の副会長スウィット氏によりますと、自動車市場の現在の状況は、業界の構造的転換点に似ているとあると言います。
内燃機関(ICE)が独占する市場から、電気自動車(EV)の役割が急速に拡大していると同氏は指摘します。

これらの変化は必然的に業界内に変化をもたらし、サプライチェーンのさまざまな関係者に影響を与えます。
その主な理由は、EVの継続的かつ熾烈な価格競争にあると主張しています。

スウィット氏は、中古車市場への影響について、急速に乱高下する価格問題を挙げています。
通常、新車の価値は一度所有すると年間5~10% ずつ減少します。
しかし、最近では最大16万バーツ(約30%)の値下げなど、EV車の大幅な値下げにより、この定説は崩壊しました。

通常、日本車は4~5年ごと、欧州車は4~6年ごとにニューモデルが発表されます。
新しいモデルが発売されると、古いモデルの価格が下がるのが一般的です。
しかし、EVの場合は発売から数カ月以内に価格が下落します。

EV車を予約注文し、納車を待っている間に価格が下落するため、受け取るころに購入した方がだいぶ安く購入できるケースすらあると同氏は述べています。

 

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