全泰が興奮!リサの新曲MVに登場した「ヤワラート」に早くも観光客が殺到! しかし問題も山積。

6月28日、この日のタイのニュース界隈は、とにかく「リサ」一色でした。

リサの新曲「ROCKSTAR」のミュージックビデオ公開に、全泰が興奮をあらわにしていました。

公開から27分であっという間に100万回再生を突破し、15時間経過した現在で2500万回再生に到達しています。
タイ人を熱狂させた理由の一つに、MVで使われたロケ地に、タイ・
バンコクのチャイナタウン(ヤワラート)がふんだんに盛り込まれ、バンランプーのニューワールドデパートなどのシーンも登場していたことでした。

もちろん撮影には、タイ現地のアートディレクターや制作コーディネーター、制作アシスタント、旅行コーディネーター、カメラアシスタント、カメラマン、照明技師、電気技師、小道具係、サプライヤー、ダンサー、裁縫師、さらにはネイルアーティストなど、多くのタイ人スタッフが参加していました。

撮影の舞台裏のさまざまな側面も明らかになってきています。
その中には、撮影に参加するよう招待されたハーレー乗りのグループもいました。
グループのリーダーは、MV撮影が5月23日の午後4時から朝までかかったことを明らかにしています。
当初は、誰のMVかは明かされなかったと言います。

メンバーの一人タナワットさん(31歳)は、チョンブリーから雨の中を運転したため、バイクのエンジンが故障し、修理に4万バーツ以上かかったと語ります。
それでも、ハーレー軍団のリーダーからの指示とプロジェクトを尊重して、彼はしぶしぶ同行したと語っています。

「セットに到着すると、携帯電話を没収され、とても腹が立ちました。
その後、そのシーンを4、5回リハーサルした後、ボディーガードと一緒に女性がやって来ました。
その女性が振り向いた時、それがリサだと分かった瞬間、全ての怒りと苛立ちが消えさりました」と彼は語っています。

バンコクのチャチャート知事は、リサがヤワラート通りでMV撮影に来たことは喜ばしいことだと述べた。
すでに多くのタイ人や外国人が、リサの足跡をたどって、この地を訪れています。

しかしバンコク都庁(BMA)は、特にヤワラート通りはさまざまな問題が山積していると言います。
交通渋滞、押しボタン式信号のない横断歩道、三輪車や公共タクシーが乗客を待って側道に駐車し続け通行を妨げる、ゴミ捨て場が足りない、下水からの悪臭、トイレが足りないなどなどがあげられます。

リサのMVに使用されたバンランプーのニューワールドデパートについて、チャチャート知事は、そこは一般人が内部に入ることができない私有地であると説明します。
そのためチャチャート氏は、一般人と観光客に対し、改装と建設による潜在的な危険に注意するよう警告しています。

一方、タイ国政府観光庁(TAT)のタパニー氏は、リサのミュージックビデオの反響を受けて、TATがヤワラート・ソンワット・タラートノイ地区で「ウォーキング・バンコク」という観光ルートを設計する準備をしていることを明らかにしています。

TATはまた、タイで撮影中のHBOのテレビシリーズ「ホワイト・ロータス・シーズン3」でのリサの女優デビューが、タイを訪れる観光客の増加につながることを期待していると話しています。

本誌ではなんども説明していますが、ソフトパワーとは民間からボトムアップされて発展してくるもので、政府が頭ごなしにやって育つものではありません。
政府がやるべきことというのは、チャチャート知事がいうように観光地のインフラを整備することなのです。
ソフトパワー委員会などという人のふんどしで相撲を取った挙句、記念撮影をするだけという税金の無駄遣い委員会は、即刻廃止すべきです。.

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