今年の降雨量、平年増と予報。バンコク首都圏の洪水にご注意を! ※地下駐車場に停めている方は特に。

ラニーニャ現象により2024年の降雨量は10%増加するとの予測を受け、セター首相はバンコクの浸水について懸念しているとコメントしました。
それによりタイ首相は、バンコク首都局(BMA)と国家水資源局(ONWR)に対し、首都の洪水の防止と軽減に共同で取り組むよう指示しています。

会議にはONWR、BMA、内務省、国防省、矯正局、防災・減災局の代表者が出席しています。

首相はまた、バンコク都に対し、洪水時に最も大きな被害を受けるスラム街の住民への支援を優先するよう指示したといわれています。

都は豪雨に対処するために、下水道や運河の浚渫や洪水堤防の修復・再建を義務付けられています。
そのため都は、運河や下水道の浚渫に受刑者を派遣する計画をたて、矯正局に協力を求めました。

一方、灌漑局は、約10億立方メートルの水を蓄える保水エリアを準備しています。

当局はまた、バンコク東部のチャイナット・パサク運河、マカムタオ運河、ターチン川、ノイ川を経由して洪水を受け流す計画があることを明かしています。

もし今年バンコクで海面上昇、大雨によって洪水が発生した場合、事態は通常時よりもさらに悪化する可能性あるため、洪水が起こる前にあらゆる対策を講じるべきだと述べています。

昨年は雨量が少なかったので大きな被害はなかったかと思いますが、一昨年は雨量が多く、地下に駐車場を設けているアパートなどで車が沈水するなどの被害が発生しています。
これは雨量の問題だけでなく、ポイ捨てなどによるゴミが堆積しその地域の排水能力が落ちたことにより発生した可能性があります。
これまで10年以上一度も、駐車場が沈水したことがなかったにもかかわらず、被害にあったケースもありました。
雨量が増えると思われる9月10月ごろは、普段地下の駐車場に停めている方は、一時的にでも対策を練られた方が良いかもしれません。

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