チェンライ警察、メコン川流域で830万錠以上の覚醒剤を押収。「ゴールデントライアングル」での生産量増加中。

先日、外国メディアが、かつて「ゴールデントライアングル」と呼ばれた地域で麻薬の生産量が増加しており、世界流通の源となっていると報じたニュースをお伝えしました。
それはタイメディアでも同様で、ミャンマー、ラオス国境で覚せい剤の流通が増加していると報じています。

チェンライ警察はメコン川沿いで830万錠以上のメタンフェタミン錠剤を押収したと発表しました。
最近このエリアでは、アイス(覚せい剤)とヘロインの生産能力が増加していると言います。

2024年5月30日、警察は、チェンライ県チェンセーン地区、メコン川沿いをボート部隊によるパトロールで、830万錠のメタンフェタミン押収に成功したとの記者会見が行われました。

夜中に、約20~30人の不審者集団がメコン川の川岸からピックアップトラックに荷物を積み込んでいるところを発見しました。
その後、応援部隊が現れ摘発に乗り出すと、麻薬密輸グループは闇に乗じて逃走してしまいました。

中には、1袋あたり20万錠のアンフェタミンが41袋、1袋あたり10万錠のアンフェタミンが1袋、合計830万錠がピックアップトラックで輸送されていました。

麻薬取締局は、かつて麻薬密売業者はチェンマイとチェンライ県の国境ルートを利用していましたが、現在はメコン川経由で麻薬を輸送する傾向が強まっていることがわかったと報告しています。

国境沿いの医薬品生産工場については、以前と同様に 7 ~ 8 か所ほどがあり、国境付近にはさらに 4 ~ 5 か所に麻薬集荷所があると言われています。

摘発のたびにパッケージには異なるシンボルが描かれており、これらの場所にはたくさんの生産地から麻薬が送りこまれていることが分かります。

 

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