【ピザ業界三国志】ピザカンパニーが始めたプロモに、ピザハットが挑戦。その時ドミノピザは?

今週タイでは、「ピザ戦争」という名のアツいバトルが繰り広げられていたことをご存じでしょうか。

タイの2大ピザブランド間の市場支配権を巡る争いは、両社が破格の価格でピザを販売するプロモーションを開始したことによって火ぶたが切られました。
この戦いは、大手複合企業マイナーフード社傘下の「ザ・ピザ・カンパニー」が5月21日に、Mサイズのピザを1枚99バーツ(通常価格299バーツ)で提供し始めたことがきっかけでした。

このプロモーションは大反響を呼び、各ザ・ピザ・カンパニーの店舗では、大行列ができていました。
デリバリーアプリの需要も急増し、配達スタッフは品物を受け取るまでに 1 時間以上待たならなかったと言います。

しかし一部の支店では、あまりの殺到ぶりに注文の受け付けを停止したため、プロモーションは数時間で中止に追い込まれてしまったのです。
そしてプロモーションを行いましたが、彼らにはその需要を満たす能力がなかったことが露呈してしまいました。

すると翌日、「ピザハット」がこの戦いに挑みます。
「ピザハット」では、通常価格299バーツのMサイズのピザを1枚98バーツで提供し始めた。
「ザ・ピザ・カンパニー」のプロモーションより1バーツ安く提供しています。

しかし、これには紆余曲折ありました。
プロモーションを利用する場合は、22日水曜日に事前に注文し、木曜日か金曜日にピザハットの各店舗でピザを受け取る必要があったのです。

このプロモーションを知ったザ・ピザ・カンパニーは、フェイスブックへの投稿で、「ピザハット」はプロモーションをコピーすることはできたが、味をコピーすることはできなかったと述べ、ガチで正面衝突の気配が両者に漂う事態となりました。

しかしピザハットも、発売当日に多くの人がピザを注文したため、注文システムがダウンし、プロモーションを中止したため、翌日フェイスブックを通じて顧客に謝罪せざるを得なくなりました。

それならばと、タイのピザガチ勢たちは第3局に期待を寄せます。
アメリカンスタイルピザの代表格「ドミノピザ」に注目が集まったのです。

しかし、「ドミノピザ」はこの争いに飛び込むことを拒否し、23日にフェイスブックに投稿した内容は、常に美味しいピザを手頃な価格で提供していますとだけ述べるにとどまりました。

「ピザが食べたいと思ったら、ドミノピザを忘れないでください。
最も美味しくて、最も新鮮で最高のピザを作ることをお約束します」訴えています。

みなさんはどこのピザがお好きですか?

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