「パワハラ」天国タイ。加害者の両親が訴えてくる「政治家、警察、県教に知り合いいますけど何か?」

とにかくこの国は、「パワハラ」(パワーハラスメント)という言葉すらないのではないかと思うくらい、パワハラ天国です。
上の者や権力を持つ者、しいてはお金持ちには絶対服従のような風潮を、子供のころから洗脳させられます。

子供が先輩に顔面を蹴られ鼻を折られたにもかかわらず、加害者の母親は謝罪もせず、訴訟を起こすと脅します。
彼らの後ろには、権力者がいるのだとの脅迫と共に。

4月28日、Facebookページ「影響力を恐れない人々クラブ」(ชมรมคนไม่กลัวอิทธิพล)に、被害者の母親からの助けを求める投稿がなされました。
ロッブリー県コークチャルーン地区にある学校で、13歳の娘が先輩に顔を蹴られ鼻を骨折しました。
加害者の親は謝罪すらなく、彼らは被害者の母親にこう言います。

このようなことを言うなら、訴訟を起こすと。
加害者の家族のバックには、地元の政治家、コークチャルーン警察、ロッブリー県教育委員会もいるのだぞと。

これがタイ社会のリアルです。
今はSNSで広く意見を求めることができます。
勇気を振り絞って、もっと声を出していきましょう。
そうすれば、この国はもっと住みよい国になります。
もちろん支配者側にとって、住みづらい国にならないよう抵抗されるとは思いますが。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る