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- 生きたまま熊の胆汁を抜き取る中国の漢方薬業者。ラオスで16頭のツキノワグマの子供を保護。最大規模の組織犯罪。
生きたまま熊の胆汁を抜き取る中国の漢方薬業者。ラオスで16頭のツキノワグマの子供を保護。最大規模の組織犯罪。
- 2024/3/26
- 事件(タイローカル)
漢方薬は、絶対に買わないで下さい。
希少動物たちがひどい目にあっています。
ラオスの首都ビエンチャンで、栄養不足のツキノワグマの子16頭が保護慈善団体によって発見され、今年最大規模の救出劇が繰り広げられました。
胸に白い三日月状の毛があることからムーンベアとも呼ばれるこの子グマは、IUCNの絶滅危惧種レッドリストで絶滅危惧種に分類されています。
アジア全土で、何千頭もの動物がペットとして飼われたり、中国人らに漢方薬として使用するための胆汁を生きたまま抽出するために飼育されたりしています。
野生動物保護慈善団体「フリー・ザ・ベアーズ」は、先週初めにラオスの民家で17頭の子グマを発見したが、そのうち1頭はすでに死亡していました。
「私たちが事件現場に到着すると、そこら中にクマの子がいました」と慈善団体の動物管理者ファトン・ヤン氏は語ります。
同グループは、体重1.3~4キロ、生後2~4か月程度とみられる雄10頭、雌6頭を発見し保護しています。
「これほど小さい赤ちゃんは非常に弱い存在です。 野生下では母親は決して子供たちから離れることはありません。おそらくこの子の母親たちは密猟者に殺されたのでしょう。」とファトン氏は語っています。
同団体によりますと、現在ラオス人1名が拘束されており、警察はこの事件の黒幕と思われる物件の所有者の捜索を続けています。
フリー・ザ・ベアーズは声明で、この子たちはルアンパバーン野生生物保護区に移送され、厳重に監視されていくと述べています。