昨晩、Xトレンド1位になった「何かが燃える匂い」。バンコクに滞在の方はお感じになりました?

バンコクにご滞在の方は、3月20日深夜、何かが焼ける匂いを感じましたでしょうか。
「X」の「#กลิ่นไหม้」(何かが燃える匂い)というハッシュタグが、昨夜遅くにトレンドのトップになりました。

バンコク都内がスモッグに覆われ、首都圏50地区のうち47地区でPM2.5の量が基準値37.5ミクロンを超えたため、水曜深夜、バンコクとその周辺の多くの人々が燃えるような臭いを感じたと報告されています。

地理情報科学・宇宙技術開発庁(GISTDA)によると、PM2.5粉塵の影響を最も受けた3地区はドンムアン(143.5μg/m3)、ラクシー(143μg/m3)、バンスー(139μg/m3)でした。

バンコク知事の顧問であるポーンプロム氏は、異常に濃いスモッグの存在を説明する3つの可能性を提示しています。

1つ目は、昨夜の風が珍しくタイランド湾から陸上に吹き、バンコク周辺でホットスポット(大気汚染危険地域)が多数発見されたこと。

2つ目の可能性は、夏の嵐と東北部からの高圧セルが重なって、大気中の汚染物質の蓄積が増加したということ。

3つ目は、大気中の水分が増加し、その結果、空気中の PM2.5 の蓄積が増加したことです。

チャトゥチャック地区にあるガソリンスタンドの店員は、21時頃に「濃い煙」が見える前に燃えるような臭いがしたと語っています。

昨夜、ノンタブリー(113.4μg/m3)やパトゥムタニー(107.6μg/m3)など、中部7県のPM2.5レベルが安全基準値を超えました。

バンコク都庁の大気情報センターによると、今朝バンコクの多くの地域で過剰なPM2.5が報告され、ラッカバン(57.5μg/m3)が最もひどく汚染されていたとレポートしています。

政府は、いつになったら対策を講じるのでしょうか。
「PM2.5を出すのを止めましょう」と呼びかけることは、対策とは言いません。
もういい加減、あの二文字が口からでてしまいそうです。

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