タイでは、毎日7名の女性が性的暴行や虐待の犠牲に。タイは女性への性的暴行ワースト国。3月8日の「国際女性デー」です。

タイでは、毎日7人の女性が性的暴行や虐待の犠牲になっていることが、先ごろの統計で明らかになっています。
これを受け、タイ国家人権委員会(NHRC)は、あらゆる分野での男女平等の推進を呼び掛けています。

この呼びかけは、3月8日の「国際女性デー」に合わせて行われました。

タイ国家人権委員会委員長は、タイ社会の家父長制構造がジェンダー不平等と差別を永続させ、その結果、家庭内暴力や性的暴行が蔓延していると述べています。

報告書によると、加害者は家族や学校職員など、身近な人間であることが多いと言われています。
「1日に7人以上の女性が性的、身体的暴行を受けています。 タイは女性に対する性的暴行のトップ国の一つにランクされている」と委員長は語ります。

一方、女性が身体的、精神的に暴行を受けた事件の多くは公正に訴追されておらず、女性警察官の数も不足しているのが原因だと同氏は述べています。

場合によっては、元夫からの家庭内暴力を訴えた女性が警察に相談するも、3回も対応を拒否された事例すらあります。

これらは、紛争地域の女性や子供、民族グループ、移民労働者、障害者、HIV感染者の女性など、弱い立場にある人々の間で今も続いている問題です。

本誌を長くご愛読されている方ならお気づきかもしれませんが、本誌がタイの地方にこそ深い闇が存在すると度々述べているのは、この内容もその一つになります。
女性は常に虐げられていて、助けを求めても助けてくれる人がいないので、何をされてもほとんど泣き寝入りです。
ジャーナリストとなどと肩書を持つ人がいるのならば、こういった現実をキチンと取材して伝えて欲しいものです。
言っておきますが、ネットや本で調べても載ってませんから!

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