タイ最新世論調査、タイ国民の約6割がタクシン元首相を仮釈放させた矯正局の対応に反対。

最近のタイ世論調査によると、タイ国民の約6割がタクシン・チナワット元首相を仮釈放させた矯正局の対応に反対しています。(強く反対40%、やや反対19%)

タクシン氏は高齢と病気という主張をし、恩赦により大幅に縮められた刑期の3分の1しか服役せずに、バンコクの自宅に戻ることが許されています。
2023年8月に到着して以来、タクシンは一日も刑務所の中で過ごしておらず、服役中ずっと警察総合病院のVIPルームで快適な日々を過ごしました。

15年以上に及ぶ国外逃亡中から帰国した時の姿は健康そのものでしたが、現在政権を握るタイ貢献党は、74歳のタクシン氏が海外在住中に3回も新型コロナウイルスに感染しており、頸椎症や腕の腱炎など重篤な健康問題に悩まされていると主張しています。

警察総合病院を出所した時のタクシンの姿は、コルセットに腕にギブスというタイに帰国した時とは大違いの姿に「そのまま病院で入院していた方がよいのは?」という声が上がっていました。

この世論調査は、国立開発行政研究所(NIDA)によって、2月20日から22日にかけて全国から抽出された18歳以上の回答者1,310人を対象に実施されています。

裁判所の評決後に刑を軽減したり仮釈放を提案したりする矯正局の権限について尋ねたところ、回答者の40%がこの権限に強く反対し、次いで強く同意する19.47%、やや反対する19.16%となった。

一方、回答者の41.69%は外部の第3者の専門家が、同省の諮問委員会に参加すべきであることに強く同意し、次にやや同意する24.58%、強く反対する24.27%となった。

その他、興味深い結果に以下のようなものがあります。

50.38%:タクシン氏は、タイ貢献党の顧問としての役割を担う
28.93%:タクシンに対する集会は深刻なものではない
26.72%:タクシンの役割によりタイ貢献党の人気は低下する
21.68%:タクシンに対する激しい集会が激化
19.69%:タイ貢献党と前進党の政治的抗争が激化する
19.24%:近々内閣改造が行われる
17.63%:タクシンは、今後タイの政治に干渉しない
17.02%:セター首相が、任期中その職を維持する
14.43%:タイには2人の首相が存在
12.21%:総督府が政治権力を維持する
11.15%:政治権力の中心が、タクシン邸に移る
11.07%:タイ貢献党の指導者ペトンターン氏が、セター氏から首相の座を移譲
9.54%:タクシンの役割で、タイ貢献党の人気は高まる
6.11%:タイ貢献党と前進党の友好はさらに深まる

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