タイ首相、3月1日以降も中国人に対してビザ免除を延長に。かつてはビザ免除せずとも1100万人を記録していましたが…。

1月3日、セター首相は、2024年1月1日に発効するタイと中国間の永続ビザ免除協定については既に協議済みであり、タイのパーンプリー外相が2月初旬に中国を訪問し相互ビザなし入国に関する協定に署名する予定であると述べています。

セター首相は、中国国民に永久ビザ免除を認める代わりに、タイ人旅行者へのビザなし入国を延長することに中国が同意したと語っています。

「実際、私たちはインラック・チナワット元首相の時代から長い間、結論とさらなる作業に取り組んできました。」
「観光支援を含め、両国関係を推進する上で重要なツールとなると確信しています。」

中国人観光客は、2023年9月からビザなし入国が許可されてきたが、この特権は2月29日に期限切れとなる予定でした。

中国はタイへの観光客の主要な供給源であり、2019年の訪問者数は約1,100万人で、全訪問者数の27.6%、つまり4,000万人を占めており、かつて1兆9,000億バーツ(532億ドル)の経済効果がありました。

しかし2023年、タイに2,800万人の外国人観光客が到着したそのうち中国人は 340 万人でした。
マレーシアからは、約440万人でした。

ビザ免除が観光客増進にほとんど影響がなかったことは、昨年からのデータで明らかになっています。
本当に観光客を増やしたいなら、やるべきことは他にあるかと思うのですが…。
むしろ、ビザ免除がなくなてもかつては約1,100万人中国人で溢れかえっていたわけですから。
しかもここに来てまで、インラック元首相の名を引き合いに出すとは…、この政権のあからさまな利益誘導は目に余ります。

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