4月が毎日ソンクラーンに?! タイ貢献党のペトンターン党首「2024年ソンクラーン祭りの一カ月間開催」を提案。本当に大丈夫なの?

事実上のフィクサーであるタクシン現受刑者を父に持つ、タイ貢献党のペトンターン党首は12月1日、タイのソフトパワー開発委員会の委員長として、2024年からタイ全土で行われるソンクラーン祭りを1か月間開催する計画を明らかにした。

現在、ユネスコが無形文化遺産として、タイのソンクラーン祭りを正式に追加するのではないかという憶測の中で発言されました。
ユネスコの件は、12月6日に正式に発表される予定で、タイ政府はこの日を正式にユネスコに制定するよう長年働きかけてきたため、すでに祝賀会(12月7日)を計画しています。

それを受け、ぺトンターン氏は2024年のソンクラーンを史上最大規模にするため、タイ全土で1カ月にわたって開催することを提案したと報じられています。

「ワールド・ウォーター・フェスティバル」と呼ばれるこの計画では、これまで3日間だったソンクラーンの祝賀行事を1カ月間に変更する予定です。
ただ報道によりますと、これは4月全体が祝日になるという意味ではなく、タイ全土で30日間にわたってイベントや水遊び、祭り、コンサート、花火大会などを日程を調整しながら、ソンクラーン祭りという名で1ヶ月間祝うものだろうと伝えられています。

そういったイベントレベルなら、これまでもソンクラーンと称して行われてきましたし、なにも政府が税金を使ってやることではないような気がします。
そもそもソフトパワーと言うものは、民間の文化からボトムアップされたものであって、トップダウンで押し付けるものではありません。
大概、トップダウンでことを行うと失敗したり、不正や汚職の温床となってしまうケースが多いことは歴史が証明しています。

それよりももっと、政府はハード面をどうにかしないとまずいのではないでしょうか。
タイの株価は、新政権発足以来、歴史的な低迷を続けていますよ。

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