デベロッパーはペット物件を狙え! 都市部で急増するペット需要に、ペット可コンドの需要も爆上げ中。
- 2023/12/1
- 不動産情報
本日ちょうど、オリジンの担当者とペット可物件について話していたところでした。
バンコクとその周辺でのペット可コンドミニアムの需要が急増しており、タイ有数のコンドミニアム開発会社の1つであるオリジンプロパティ社がそのチャンスを掴もうと画策しています。
オリジン・コンドミニアムのアピシット最高経営責任者(CEO)は11月30日の記者会見で、同社が2019年に最初のペット可コンドミニアムユニットを発売して以来、過去5年間で年間10~15%の成長を遂げたと述べています。
マヒドン大学経営学部による最近の調査によりますと、自分の子供を持たずに「ペットの親」になることを選ぶタイ人が増えているといわれています。
これは、ペット可コンドミニアムなどのペット関連ビジネスにとって、明るい材料となっています。
アピシット氏によりますと、現在オリジン社はペット可のコンドミニアムプロジェクトを16件、約260億バーツ相当で計画中だといいます。
「過去5年間で私たちが気づいたのは、ペット可物件は一般的なコンドミニアムよりも売れ行きが速いということです。
例えば、今年初めに発売されたペット可コンドミニアムの予約販売率は3カ月で60%に達しました。
通常は40%程度です」と同氏は語っています。
タイも若者を中心に都市部に住む者は晩婚化傾向にあり、少子化の一因にもなっています。
子供がいない分、その愛情を捧げる対象として、ペットを飼う人が増えるというのは自然な流れかと思われます。
また日本人でタイにやってくる人(駐在員や移住者)の中にも、ペット可物件を探す人が非常に増えました。
これはコロナ禍の際に、家にいることが多くなったため、ペットを飼う方向に向かった人が増えたと言われています。
それとは裏腹にペット可の賃貸物件というのは非常に限られ、また比較的古い物件が多いことから、こういった需要は多いかと思います。
ただ自身の居住用に購入する分にはよいかもしれませんが、やはりペット可での賃貸物件はリスクが大きいので、オーナーにはなりたくないですね。
(ペットに破壊しつくされた部屋を見たことがあります。しかも賃借人とは相当揉めました)