WHOも警告。中国で流行中の謎の肺炎に対し、タイ政府が打ち出した4つの対策。これで市民の安全は担保されるのか?

11月22日、世界保健機構(WHO)は中国に対し、謎の肺炎患者の流行状況に関する情報公開を要請したとして世界的なニュースとなりました。
その後、タイの公衆衛生大臣チョラナーン氏、「病気の人は旅行しないから」とコメントし、特段対策は行わない旨を発表していました。
ただそうは言っていられなかったようです。

タイ公衆衛生省は、現在中国北部の人々で蔓延している謎の呼吸器疾患に対処するため、4つの予防措置を採用したと伝えています。
新型コロナ禍で著名となったヨン教授など、感染症の専門家数名が、同省から相談され、この病気に対処する対策の策定を支援しています。

最初の対策は監視です。
特に観光省の保健当局は、病院での肺炎症例を監視し、原因不明の症例を報告し、臨床検査のために患者から検体を採取するよう指示されている。
患者や医療スタッフの間で肺炎や呼吸器疾患の症例が異常に急増した場合、当局は調査を実施し、分析のために患者から検体を採取し、疾病管理措置を講じる必要を科しています。

2番目の対策は、国民にマスクを着用と手洗いの実施を促します。

3つ目は治療です。
病院は、呼吸器疾患の急増に備えて、医薬品、医療機器、医療スタッフ用の防護具、十分なベッドを準備します。

4番目の措置は、呼吸器疾患の発生率が高い国からの入国者の検査を強化することです。

しかし同省は、中国の状況を注意深く監視しているため、国民がパニックに陥る必要はないと述べた。

WHOは10月以来、中国の監視システムからのデータを監視しており、中国北部で呼吸器疾患が増加していることが指摘されています。

中国当局は、この増加は新型コロナウイルス感染症による規制の解除(ゼロコロナ政策)と寒い季節の到来によるものだと説明しています。

やはり4番目が最も大事かと思います。
空港での入国者スクリーニングを行わなければ、ウイルスが国内に持ち込まれてしまいます。
特に1番目の対策は、すでにウイルスが流入し、流行している状態ですので、もはや遅しです。

まだ小さいうちに対処しておけば、大事にはなりません。
また大事になってからでは、本当に遅いのです。
この辺りは、プラユット政権の方が迅速でしたね。

中国で大流行中の謎の肺炎に対し、タイ公衆衛生大が「病気の人は旅行しない」とコメント。はあ?

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る