11月11日から26日までセントラルワールド３階の日本マーケット内にポップアップストアを出店中の有名ラーメン店『一蘭』。
みなさんは、もう行かれましたでしょうか。
ところでこの情報どちらで知りましたか？
もしインフルエンサーの動画で知ったと言う方がいらっしゃいましたら、あなたは「騙された！」と感じたかもしれません。

タイの有名インフルエンサーが謝罪するはめに。
日本の有名ラーメン店『一蘭』のレビュー動画でウソ情報を盛り込む。

日本で60年以上の歴史を持つラーメン店『一蘭』が、タイで新商品発表のためのポップアップストアを出店しました。
その宣伝のため、事前にインフルエンサーらが招待されていました。 

その中の一組、youtubeの登録者数279万人を持つ「เสือร้องไห้」（スアロンハイ。トラが泣くの意味）のレビューに「騙された！」と感じた視聴者からの苦情が多数でていることにより、本人たちが謝罪することとなりました。

レビューの中で、その場で仕込んだ作り立ての新鮮な一蘭ラーメン食べれると謳っていましたが、実はこれ新しいインスタントラーメンセットを発売するためのイベントだったことが判明したのです。

それを知った消費者が、「騙された」と感じる人が多数出ており、ネット上で炎上する騒ぎとなっています。

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11月15日、このレビューを行った「เสือร้องไห้」の公式フェイスブックには次のようなコメントが投稿されています。

「まず、レビューをご覧になった皆様、一蘭ポップアップストアにお食事に行かれた皆様、誠に申し訳ございません。
私たちはこのクリップに対して、店側から雇用されたり、報酬を得たりしていません。１バーツさえも。

お誘いがあったので行きましたが、一蘭がとても気に入りました。

เสือร้องไห้は、いつでも皆さまからの批判や提案を真摯に受け止めます。

情報が間違っていて、不正確だった動画しました。

問題の具材（麺とスープ）については、日本のセントラルキッチンから取り寄せているとのこと。
（現場で新鮮なものを提供していると謳っていた）

箱に入ったラーメンを調理に使用するかどうかを主催者に問い合わせたところ、主催者は日本のセントラルキッチンで調理したものを提供していたことを認めています。

動画内では全体的な味をレビューする部分において、日本のオリジナルとは違うと言いました。

ただし、詳細が少なすぎて誤解を招く可能性がありました。

皆様に心よりお詫び申し上げます。」

お金はもらっていないと本人たちは主張していますが、本当はもらうはずだったのをこのような状況から辞退したのか、本当にもらっていないのかは懐疑的に感じます。
「เสือร้องไห้」のフェイスブックには、電話番号やemailなどの問い合わせ先が、先ずいの一番に目立つよう張り付けられています。
通常このようなインフルエンサーは無料でレビューを行いません。
しかも、かなり高額な金額を要求してくると言われています。
そもそもタイは、広告に対して、誇大広告や虚偽広告などについて厳しく取り締まったりしていませんので、いわば言いたい放題です。
ウマいやすごい！しか言わない、また今回のように適当な情報しか伝えないインフルエンサーが多いのも実情です。

企業が素人にPRを頼むようになったのは時代なのかもしれませんが、これでは逆効果かとは思いませんか？
本誌クロスボンバーなら、しっかりとした取材の下、レビューさせて頂きます。
今はご依頼が多いので、掲載までに少しお時間頂いておりますが、よろしければいつでもお問合せ下さい。（お問合せページより）
あと、うちは正直にしかレビューしませんので、その点もあしからず。