投票に感謝?! 1世帯あたり最大2万バーツ。タイ貢献党の支持母体であるコメ農家へ補助金。

タイ内閣は11月14日、すべての米農家に対し、1世帯あたり2万バーツを上限として1ライ当たり1,000バーツの補助金を配る政策を承認しました。

この制度は即時発効し、内閣は農業協同組合銀行に対し、11月20日から遅くとも30日以内に支払いを開始するよう指示しました。

プムタム副首相は、この政策には560億バーツ以上の予算が割かれていることを明らかにしています。

タクシン党とも言われるタイ貢献党の支持母体は、ものの見事にタイの東北地方(イサーン)に集中しています。
イサーン地方は農業に従事している者が多く、このような政策は特定の有権者に対する「ばら撒き」政策にあたらないのでしょうか。
タクシン氏の妹、インラック氏が政権を担っていた際も悪評高い「米の買い取り」政策を実施し、多額の税金が投入されただけでなく、悪質な米が市場に出回るという困難を生じさせました。
セター政権は、次々と実施される政策は「ばら撒き」政策ばかりで、これをすべて借金で賄おうとしています。
これに危機感を覚えるタイの有識者は少なくありません。

果たして、この国はどこに向かっているのでしょうか。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る