サイアムパラゴン少年銃乱射事件。犯人の両親がようやく声明を発表。

2023年10月3日に発生したサイアムパラゴン少年銃乱射事件を受けて、タイ政府が設置した状況指揮センター(SCC)は10月6日、14歳の銃撃犯の両親からの声明を発表しました。

SCCは、加害者の両親から連絡を受け、2023年10月3日の事件に関して深い遺憾の念と謝罪を表明するメッセージを伝えるよう求められたと語っています。

そのメッセージをタイのメディアが嚙み砕いたもの(原文ではない)が流れていますので、一部和訳して掲載します。

「私も家族も深い後悔の念を感じています。
私たちは、サイアムパラゴンでの息子の行動の結果として発生した、
最近の銃乱射事件について、被害者すべてのご家族に深くお詫びを申し上げます。

これには、一般の人々、観光客、企業や店舗の経営者、そして事件の関係者や近隣で避難し何らかのトラブルに遭遇した人々すべてが含まれます。
また、医療スタッフ、看護師、警察、タイ人、中国人、ミャンマー人、ラオス人を含む政府関係者、およびこの事件の影響を受けたすべての関係者も含まれます。

また国全体への損害と影響については、大変遺憾に思っております。
妻と私は、もっと早く世間に知らせなかったこと(謝罪)をお詫びします。
この間、私と家族は法的手続きの真っ最中でした。

私たちの息子は、少年裁判所の命令により少年観察保護センターに拘留されています。
私と家族は、当局の事実解明に全面的に協力し、同じ暴力事件が繰り返されないようにするつもりで保釈を申請しませんでした。

私たちはこの事件を深く悲しみ、ショックを受けており、可能な限り責任を受け入れます。
また私たちは、警察、政府関係者、およびこれらの法的手続きに関して必要なあらゆる機関と協力し、この事件の影響を可能な限り緩和し、是正する取り組みを支援することをお約束したいと思います。

私と家族は、この事件により最も大きな影響を受けた、亡くなられた方、負傷された方とそのご遺族、そして皆様に謹んでお許しを請うとともに、心より深くおわび申し上げます。
そして皆様に心の奥底から最大限の敬意を表します」

ご本人が姿を現さないので、本当にご本人の弁なのか疑問は残りますが、タイの上級階級の人間は、先ず非を認めない部分もありますので、それよりかは、まともな対応かと思います。
しかし、許す許さないの問題ではないので、その後どのように対応していくのか、引き続き見届けていきたいものです。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る