べトジェット機内でネズミが走り回っている! 中国人男性客が小動物を機内に持ち込み。これがたった一人の空港職員のせい?!

飛行機内でネズミが走り回っている!
そんなビデオ映像が、タイのネット界隈で拡散されていました。

動画に登場する航空会社はベトジェットで、タイのスワンナプーム国際空港から台湾の桃園国際空港までのフライトでした。
この事件のため、飛行機は1時間遅れて到着しています。

台湾メディアによると、桃園空港の警察はホシガメ28匹、ヘビ1匹、マーモット1匹、カワウソ2匹、その他未知のげっ歯類2匹が、中国人乗客の鞄から発見されました。

 

スワンナプーム空港はその後の調査で、このミスは10月4日、委託警備会社エアポーツ・オブ・タイランドの社員が犯したものであることを明らかにしました。

動物を機内に持ち込んだ中国人旅行者2人はX線検査を受けていました。
その結果、中身の確認のため、荷物検査が行われました。
しかし、その従業員はそのバッグを検査しませんでした。
そのため、中国人客は保安検査場を通過して、小動物らが飛行機に乗り込むことが可能となってしまいました。

スワンナプーム空港は、当該従業員を直ちに停職処分としました。
調査の結果その人物が通常の業務手順に違反したことが判明した場合、その人物は法的責任に直面することになります。

同空港はまた、タイ人および外国人の乗客全員に対し、出入国する航空機内に動物や動物の死骸(生きている、生きていない)を運ぶという犯罪行為に関与しないよう警告しています。

サイアムパラゴンの事件で、拳銃が簡単にデパートの中に持ち込まれることが問題になっている最中、あいかわらず現場は緊張感がない状況のようです。
今回のケースが小動物だったから明るみになりましたが、麻薬や拳銃などだったらどうなっていたでしょうか。
いや、明るみに出ていないだけで、すでにそのようなケースはこれまでも多分にあったとみるのが自然でしょう。
そして、このようなことがたった一人の検査官のミスで片付ける当局の姿勢も疑わしいものです。
人々の安全を守るべき空港で、多くの人の出入りを監視すべき場所が、たった一人しかいなかったということでしょうか。
そのシステムで運用している空港当局の方が、よっぽど問題のような気がしますが、みなさん、いかがお考えでしょうか。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る