サイアムパラゴン14歳少年銃乱射事件まとめ。「発砲しろ!」と天の声が聞こえた。少年法に守られ無罪か?!

10月3日夕方ごろ発生したサイアムパラゴンでの銃乱射事件について、現在報じられている内容を補足していきます。

長髪に黒のシャツと迷彩ズボンを着た14歳の犯人は、9mmのグロック19銃を使用し、2名殺害、5名にケガを負わせました。(1名は重傷とも)

顔出しされた写真も出回っていますが、タイにも少年法があるので、本誌では加工しました。

 

事件は観光客や買い物客がモールにいた16時40分ごろに発生しました。(時間は報道により多少まちまちです)
当時モールの5階では、チャンネル 3 のドラマPRのために俳優、スタッフ、マスコミなどが集まっていました。

銃声を受け、人々はショッピングモールから我先にと避難しました。
5階のロイヤル パラゴン ホールのドアは安全のため閉じられていました。

事件は、午後17時9分に終了します。
警察に包囲された犯人が、武器を落としてひざまずきます。

彼は警察に対し、誰かが自分に対し「銃を撃て」と命令するのを耳にしたと語ります。

犯人である14歳の少年は、両親が一流大学の教授で、事件近くのSiam Scape 15階にある「THE ESSENCE スクール」に通う学生であったことが、同校が発行したアナウンスにより確認されています。

熱心なビデオゲーマーでバトルロワイヤル形式のシューティングゲームのファンだった伝えられており、被害者たちとは何の関係もない無差別的な犯行でした。

しかしながら、未成年者が精神上の問題を抱えていると判断された場合、タイでは処罰できない可能性があるため、タイの司法制度が14歳の未成年者をどのように扱うのかという点において、すでにネット界隈では熱い議論が重ねられています。
第74条「法律で犯罪と定められた行為を犯した 12 歳以上 15 歳未満の児童は処罰されない。」

事件当時、BTSスカイトレインの運行は一時的に運休となりましたが、18時40分時点では、通常のスケジュールで再開されていました。

地元メディアも、タイでの銃犯罪が多発していることを認めています。
これはタイでは銃器の入手が非常に簡単で、お年寄りから未成年まで多くの国民が、合法非合法に関わらず銃を所持しています。

ある調査によりますと、タイには2022年までに1,030万丁を超える銃器が存在するとされており、これはASEAN地域で最も多く、現在は世界で13位にランクされています。

さらに2022年のデータによると、タイの銃器関連死亡者数は2,804人で、世界で15位にランクされ、人口10万人当たりの銃による死亡率は3.91人に相当しています。

2022年10月6日に児童保育園で起きた警察官による銃乱射事件では、38人の死者を出し、犠牲となったそのほとんどが子供でした。

2020年2月8日には、ナコンラーチャシーマー県のターミナル21で発生した銃乱射事件では、兵士により30人が殺害されています。

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