タイ不動産詐欺、背後に中国人の影。「The Rhine Condominium」で詐欺を働いたタイ人女性を逮捕。被害総額1億バーツとも。

タイ人女性がバンコクで、不動産投資詐欺を働いた疑いで逮捕されました。
被害総額は、1億バーツ以上だと伝えられています。

逮捕状は、2022年12月28日に発行されていましたが、他の11の令状でも指名手配されていました。

ワリンニチャ容疑者(46歳)は、不動産プロジェクトに関するさまざまな会社のCEOとして記載されていましたが、実際の立場は不明でした。

彼女は、バンコクのラートブーラナ地区にあるコンドミニアムで逮捕されました。

ワリンニチャ氏は、新型コロナウイルス感染症がピークに達していた2020年初頭に遡る複数の投資詐欺に関与したと報じられています。

彼女とその仲間たちはジョムティエン、ホアヒン、チャアムに、ウェルス・アセット・グループによる「ザ・ライン・コンドミニアム(The Rhine Condominium)」と呼ばれるコンドミニアム開発会社を設立しました。

容疑者はさまざまなデジタル通貨で支払いを受け取ることが可能だと宣伝し、そこから高い利益が得られると吹聴していました。

しかし、その後、実際の収益が約束された収益と一致していないことが判明すると、彼らの悪事が様々な形で露呈していきます。
さらに会社が発行した補償金の前払い小切手はすべて銀行によって拒否されており、その結果、多数の個人投資家が被害に遭いました。
警察発表によりますと、被害総額は約1億バーツに上ると推定されています。

その結果、多くの被害者がバンコク、サムットプラカーン、チョンブリーなどで告訴状を提出し、容疑者に対して法的措置を講じました。

容疑者は現在拘留されており、警察は共犯者の捜索を行っています。
共謀者の中には、中国人も含まれていると伝えられています。

「ザ・ライン・コンドミニアム(The Rhine Condominium)」のフェイスブックやインスタグラムは1年以上更新されておらず、リンク付けされているウェブサイトは現在、日本語のよくわからないサイトに繋がるようになっています。

不動産投資界隈には、タイ人、日本人含めて、まだまだ怪しい人たちが暗躍しています。
資産家の人たちは「騙された自分が悪い、騙されたことをしられたくない」という心情から、泣き寝入りする人もいると聞きますが、他の人が被害にあわないよう、何か不審なことがあったら声をあげて頂きたいと思います。

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