バンコクの渋滞解決に、最新の2層構造のトンネル設置を提案。完成は2032年?!

タイ高速道路局(EXAT)は、バンコクのブンクム地区にある大渋滞スポット、カセートナワミン交差点を地下トンネルの建設で回避しようと提案しています。

タイ高速道路局のスラチェット代表は9月5日、推定360億バーツの建設費で、この画期的なトンネル建設構想を提案しています。

トンネルの入口はシラット高速道路とンガームウォンワン通りの交差点に設置されます。
全長6.7キロメートルの地下ルートはンガームウォンワン通りに沿って走り、ポンペット、バーンケン、カセサートの交差点を迂回し、その後プラサートマヌキット通りと合流する構想です。

完成後、このトンネルは全幅員16メートルの2車線の2層道路を特徴とするタイ初の地下高速道路となります。

深さ44メートルのトンネルには、換気システムと4つの避難ポイントが完備されます。
EXATは来年、プロジェクトの実現可能性調査を終了する予定で、推定入札は2年後に内閣の承認を得て開始される予定です。
建設は2027年に開始される予定で、完成には約5年を要します。

このトンネルは、ンガームウォンワン道路とその接続道路から1日あたり約7万台の車両の交通に役立つと見積もっており、トンネルルート全体の収容能力は1日あたり14万台である、とスラチェ氏は説明します。

建設に5年かかる(おそらく遅延する)ということは、5年間はこの工事でさらに渋滞が激しくなるということです。
さらに一般道でもよくトンネル事故が起きていますが、その辺りの対策はできているのでしょうか。
新しい物好きなのは良いですが、先ずは交通ルールの厳格化を推し進めることがタイの交通事情では、最も重要かと思いますが、いかがでしょうか。

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