坂口健太郎主演『サイド バイ サイド』(SIDE BY SIDE)~隣にいる人。8月10日タイ全国の映画館でロードショー開始!

あなたは彼に出会い、彼を知り、彼を想う。

『サイド バイ サイド』=隣同士で/一緒に という題名を冠された本作。不思議な力を持つ青年・未山と、彼に救われた人々の心の機微が映し出されてゆく。しかし、誰も本当の彼を知らない――。

リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語を書き下ろしたのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)をはじめ、行定勲と数々の作品を作り出してきた伊藤ちひろ。劇場映画初監督作品『ひとりぼっちじゃない』(3月10日公開)に続き、高い感性に裏打ちされた詩的な映像世界物語へと、我々を誘う。

傷ついた人を癒すも、謎に包まれた主人公・未山を演じるのは、2022年公開の映画『余命10年』やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のヒットが記憶に新しい坂口健太郎。包容力と神秘性を兼ね備えた特異な人物を、童話『幸福の王子』を彷彿とさせる柔らかくも神秘的な雰囲気で魅せる。伊藤監督をして「これは坂口健太郎さんの持つ圧倒的な透明感に魅了されてできた作品です」と言わしめる存在感に浸っていただきたい。

物語のカギを握る未山の元恋人・莉子役を託されたのは、乃木坂 46 からの卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥。ガラス細工のように繊細で近寄りがたく、だが哀しみを纏った難役に挑戦し、新境地を開いた。さらに、『劇場』(20)や『あなたの番です 劇場版』(21)で存在感を発揮し、伊藤監督と2度目のタッグとなる浅香航大、デビューから2年足らずで人気作に多数出演するなど成長著しい磯村アメリ、『シン・ゴジラ』(16)や『ナラタージュ』(17)『罪の声』(20)ほか日本映画界に欠かせないキーパーソンである市川実日子ほか個性的なキャストが名を連ねた。

気配。体温。恋心。ふれられないのに、すぐ近くに感じる――。この春を彩る、切なくも美しい物語が誕生した。

 

STORY

そこに存在しない“誰かの想い”が見える青年・未山(坂口健太郎)。あるときは目の前にいる相手が故郷に残してきた家族、またあるときは心の内に仕舞った運命の人――。そうした“つながり”を感じられる彼はその不思議な力を他者のために使い、身体の不調に悩む人や、トラウマを抱えた人を癒やしながら日々を歩んできた。

そんな未山はあるとき自然豊かな村を訪れ、看護師の詩織(市川実日子)と出会い恋仲に。いまでは詩織の娘・美々(磯村アメリ)を加えた3人で穏やかに暮らしている。牧場の仕事を手伝ったり、村民の困りごとや悩みを聞いたり――。慎ましやかな生活を送る未山はある日、これまで体感したものとは異質な強い想いを感じ始める。

その主は、高校時代の後輩で、遠く離れた東京で活躍するミュージシャン・草鹿(浅香航大)。彼はいったい、何を伝えようとしているのか? 真意を確かめるためライブ会場に足を運んだ未山に、重い口を開いた草鹿が語る“想いの理由”。それは、未山と恋人・莉子(齋藤飛鳥)が過去に遭遇した事件の顛末だった。驚きを隠せない未山に、草鹿はこう告げる。「これ、あんたがほったらかしにしていった過去だよね」と。彼の視線の先にいたのは、あの日以来一度も会うことがなかった莉子だった……。彼女の存在によって紐解かれていく、未山の秘密。彼は一体、どこから来た何者なのか?

CAST

坂口健太郎 / 未山 役

1991年、東京都出身。2014年に俳優デビュー後、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。18年に「シグナル長期未解決事件捜査班」(CX)で連ドラ初主演。その他、主な映画出演作に『君と100回目の恋』(17/月川翔監督)、『今夜、ロマンス劇場で』(18/武内英樹監督)、『劇場版 そして、生きる』(19/月川翔監督)、『仮面病棟』(20/木村ひさし監督)、『劇場版シグナル長期未解決事件捜査班』(21/橋本一監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)、『ヘルドッグス』(22/原田眞人監督)など。近年のテレビドラマ出演作に、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)、「婚姻届に判を捺しただけですが」(21/TBS)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)、「ヒル」(22/WOWOW)、「競争の番人」(22/CX)などがある。

 

齋藤飛鳥 / 莉子 役

1998年、東京都出身。2011年にアイドルグループ乃木坂46の1期生オーディションに最年少で合格し、デビュー。映画出演作として『あの頃、君を追いかけた』(18/長谷川康夫監督)ではヒロイン役を、『映像研には手を出すな!』(20/英勉監督)では映画初主演を果たし、2023年に同グループを卒業。その他、主なドラマ出演作に「少女のみる夢」(16/EX)、「ほんとにあった怖い話 夏の特別編」(16/CX)、「ザンビ」(19/NTV)、「映像研には手を出すな!」(20/MBS)、「リモートで殺される」(20/NTV)、舞台出演作に「あさひなぐ」(17/板垣恭一)など。

 

浅香航大 / 草鹿 役

1992年、神奈川県出身。2011年に「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(11/CX)で連続ドラマに初出演。以降もNHK連続テレビ小説「マッサン」(14)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)、「あなたの番です」(19/NTV)と出演作を重ねる。主な映画出演作に『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)、『悪の教典』(12/三池崇史監督)、『南瓜とマヨネーズ』(17/冨永昌敬監督)、『見えない目撃者』(19/森淳一監督)、『劇場』(20/行定勲監督)、『滑走路』(20/大庭功睦監督)、『犬部!』(21/篠原哲雄監督)、『あなたの番です 劇場版』(21/佐久間紀佳)など。23年2・3月に舞台『アンナ・カレーニナ』(フィリップ・ブリーン)の公演と3月10日(金)に『ひとりぼっちじゃない』(伊藤ちひろ監督)の公開が控えている。

 

磯村アメリ / 美々 役

2016年、東京都出身。2021年CMでデビュー。映画、テレビ、CMなどで子役として活躍中。主な出演作に、映画『チェリまほ THE MOVIE 〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(22/風間太樹監督)、『夜を走る』(22/佐向大監督)、『アキラとあきら』(22/三木孝浩監督)、テレビドラマ「PICU 小児集中治療室」(22/CX)、「星降る夜に」(23/EX)、Official髭男dism「Subtitle」MVなど。

 

市川実日子 / 詩織 役

1978年、東京都出身。映画『タイムレスメロディ』(00/奥原浩志監督)で女優デビュー。2003年、初の主演映画『blue』(02/安藤尋監督)で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。その後数々の映画やドラマに出演し、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明監督・樋口真嗣監督)では、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。その他、近年の主な映画出演作に『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)、『ナラタージュ』(17/行定勲監督)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17/山崎貴監督)、『羊の木』(18/吉田大八監督)、『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』(19/小林聖太郎監督)、『よこがお』(19/深田晃司監督)、『罪の声』(20/土井裕泰監督)、『TANG タング』(22/三木孝浩監督)など。

STAFF

監督・脚本・原案:伊藤ちひろ

『Seventh Anniversary』(03)で脚本デビュー。その後、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の脚本に大抜擢され、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)など行定勲とタッグを組んでヒット作を発表する。その他の作品に、ヴェネチア国際映画祭コンペディションに選出された『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08/押井守監督)、『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『真夜中の五分前』(14/行定勲監督)など。活躍は映画にとどまらず、神奈川県立芸術劇場(KAAT)のこけら落とし作品「金閣寺」(宮本亜門演出)の上演台本を手掛ける。近年では堀泉杏名義で『ナラタージュ』(17/行定勲監督)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20/行定勲監督)などの脚本を手掛ける。劇場映画初監督作品となる『ひとりぼっちじゃない』が3月10日(金)公開予定。

 

企画・プロデュース:行定勲

1968年生まれ、熊本県出身。長編第一作『ひまわり』(00)で、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(01)では、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ数々の映画賞を総なめにし、一躍脚光を浴びる。また『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)は同年実写映画1位の大ヒットを記録し社会現象となった。以降、主な監督作に『北の零年』(05)、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『パレード』(10/第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、『ナラタージュ』(17)、『リバーズ・エッジ』(18/第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『劇場』(20)など多数。

 

音楽:小島裕規 “Yaffle”

東京都出身。小袋成彬と共にTOKA(旧Tokyo Recordings)を設立したメンバーの一人で、その感度の高さから、藤井 風や iri、SIRUP、小袋成彬、 Salyu、eill、adieu などの楽曲をプロデュース。2020年9月、欧州各地のアーティスト計8名をゲストに迎えた1stアルバム『Lost, Never Gone』をリリース。国内外で高い注目を集める。2021年10月に発売されたポケモン25周年を記念したコンピレーション・ アルバムには唯一の日本人アーティストとして参加。映画音楽も手掛けており、『ナラタージュ』(17/行定勲監督)では主題歌のアレンジを、『響-HIBIKI-』(18/月川翔監督)、『キャラクター』(21/永井聡監督)などの作品のほか、サウンドトラックを手がけた『映画 えんとつ町のプペル』(20/廣田裕介監督)では坂東祐大と共にアニメーション界のアカデミー賞と呼ばれる第49回アニー賞で最優秀音楽賞にノミネート。

 

主題歌:クボタカイ「隣」(ROOFTOP/WARNER MUSIC JAPAN)

1999 年生まれ、宮崎県出身在住。シンガーソングライター / ラッパー

2017 年よりフリースタイルラップ、楽曲制作を開始。Hip-Hop、R&B、Rock から Pops まで幅広い音楽と文学の香りを感じさせるリリックで注目を集める。2019 年 12 月デビュー EP「明星」をリリース。「せいかつ」「春に微熱」といった楽曲が YouTube で 300 万再生されるなど話題を呼ぶ。同世代アーティストとのコラボレーションも多数参加、楽曲提供でもそのソングライティング力で注目を集めている。

 

撮影:大内泰

1981年生まれ、埼玉県出身。2004年よりDITを経験の後フリーの撮影部となり、福本淳キャメラマン、中山光一キャメラマンに師事。2016年よりキャメラマンとして活動を開始し、数々の映画やドラマ、ミュージックビデオ、コマーシャルの撮影を手掛ける。主な作品に、ドラマ「スリル!赤の章・黒の章」(17/NHK)、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(19/細川徹監督)、『ブルーヘブンを君に』(21/秦建日子監督) 、『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)など。伊藤ちひろ監督作品は『ひとりぼっちじゃない』(23)に続き2度目の参加。

 

照明:神野宏賢

1983年生まれ、愛知県出身。松本憲人氏、三善章誉氏などに師事し、行定勲監督、水田伸生監督、羽住英一郎監督作品他、多くの映画、ドラマでチーフを務める。「Dr.倫太郎」(15/NTV)で照明技師デビュー。主な照明技師作品は、『恋愛奇譚集』(17/倉本雷大監督)、「獣になれない私たち」(18/NTV)、『雪の華』(19/橋本光二郎監督)、『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)など。伊藤ちひろ監督作品は『ひとりぼっちじゃない』(23)に続き2度目の参加。

 

録音:日下部雅也

1970年生まれ、長野県出身。主な作品に、『旅猫リポート』(18/三木康一郎監督)、『君から目が離せない Eyes On You』(18/篠原哲雄監督)、『PRINCE OF LEGEND』(19/守屋健太郎監督)、『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』(20/河合勇人監督)、『恋するけだもの』(20/白石晃士監督)、『総理の夫』(21/河合勇人監督)、『恋する寄生虫』(21/柿本ケンサク監督)など。伊藤ちひろ監督作品は『ひとりぼっちじゃない』(23)に続き2度目の参加。

 

美術:福島奈央花

1986年生まれ、神奈川県出身。多摩美術大学卒業後、演劇、コンテンポラリーダンスなどを中心に舞台美術家として活動し、美術コーディネーターとして様々な海外カンパニー公演のクリエーションに参加。後に映画、広告、MVなども手掛ける。主な作品に『ユンヒへ』(19/イム・デヒョン監督)、『佐々木、イン、マイマイン』(20/内山拓也監督)、『そばかす』(22/玉田真也監督)など。また、『劇場』(20/行定勲監督)の舞台美術、King Gnu「The hole」MVなども担当。伊藤ちひろ監督作品は『ひとりぼっちじゃない』(23)に続き2度目の参加。

 

<キャスト>

坂口健太郎

齋藤飛鳥  浅香航大 磯村アメリ

茅島成美 不破万作 津田寛治 井口理(King Gnu)

市川実日子

 

監督・脚本・原案:伊藤ちひろ

音楽:小島裕規 ”Yaffle” 

主題歌:「隣」クボタカイ (ROOFTOP/WARNER MUSIC JAPAN)

 

エグゼクティブプロデューサー:小西啓介 倉田奏補 古賀俊輔 佐藤政治 前信介 

企画・プロデュース:行定勲 プロデューサー:小川真司 新野安行

音楽プロデューサー:北原京子 撮影:大内泰 照明:神野宏賢 録音:日下部雅也 音響効果:岡瀬晶彦(J.S.A)

美術:福島奈央花 装飾:遠藤善人 衣裳:高橋さやか 地紙 芽 

ヘアメイクデザイン:倉田明美 ヘアメイク(坂口健太郎担当):廣瀬瑠美 ヘアメイク:吉田冬樹 高品志帆 

編集:脇本一美 VFXスーパーバイザー:進威志 スクリプター:押田智子 助監督:木ノ本豪 制作担当:大川哲史

製作:「サイド バイ サイド」製作委員会 制作プロダクション:ザフール 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ 

©2023『サイド バイ サイド』製作委員会

『サイド バイ サイド』(SIDE BY SIDE)~隣にいる人。8月10日タイ全国の映画館でロードショー

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る