- Home
- チョンブリー(パタヤ)
- 数億バーツという巨額プロジェクト「ダンシング・ファウンテン」。1~2年で朽ち果て…。
数億バーツという巨額プロジェクト「ダンシング・ファウンテン」。1~2年で朽ち果て…。
- 2023/7/5
- チョンブリー(パタヤ)
パタヤのバリハイ埠頭の中心部に「ダンシング・ファウンテン」と呼ばれる新たなランドマークを建設するというプロジェクトが、わずか数年の運営で放棄となりました。
周辺住民は、投資予算が正当に使用されたかどうか、疑問視しています。
国家平和秩序評議会(NCPO)によって開始されたこのプロジェクトは、パタヤの観光イメージを高め、最大限の利益を得るために公共スペースを再生させることを目的としていました。
さらに、さまざまな国際的な海洋活動に対応できるように景観を改善することも目的でした。
2017年11月、パタヤ市当局はこのプロジェクトに、9,500万バーツ以上の予算を承認しています。
さらに、8,100万バーツ以上の追加予算をかけて、10ライ以上の面積をカバーする景観改善プロジェクトが行われました。
これらのプロジェクトの中には、ランドマークとなり得る「ダンシング・ファウンテン」構想がありました。
50~60立方メートルの貯水池とLED照明を備えたハイドロ液体ウォーターポンプシステムを動力源として、光と音楽を伴うダンシングウォーター機能ををウリにするはずでした。
しかし建設後すぐに、複雑なシステムを維持および修理するための知識と熟練した人材の不足により、継続的な劣化が発生しました。
そのため、修理には別途専門業者との調整が必要となりました。
結局、保証期間が過ぎた後、パタヤ市はこのプロジェクトを十分に活用することができませんでした。
最初の1~2年のみ稼働はしていましたが、その後放置され、最終的にパタヤに豪華な新しいランドマークを作るという夢は打ち砕かれました。
そして残念なことに、このプロジェクト自体、世間から忘れ去られています。
ダンシングウォーターのエリアの台は桟橋より約10センチも高く、過去にも多くの観光客がつまずいたり転んだりと不評を得ていました。
このような状況により、数億バーツという巨額の投資とともに「ダンシング・ファウンテン」プロジェクトは忘れ去られてしまいました。
このプロジェクトも、適切なメンテナンスを行わずに短期間で破棄された一例となりました。
タイ社会の大多数の人々は、これらの投資の費用対効果を評価する時期が来たのではないかと疑問を抱くようになっていると地元メディアは語ります。
日本にもたくさんありますが、箱モノコンクリート事業は、不正腐敗の道具でしかありませんね。