カリフォルニア州のタイ料理店が犬肉を販売? フェイクニュースで閉店の憂き目に。

米国のカリフォルニア州フレズノにあるタイ料理レストラン「テイスティ」では、犬肉食べているという人種差別的な噂がネット上で広まり、一時閉店を余儀なくされています。

オープンして6か月のレストラン、「テイスティタイ」に関するネガティブで不快なレビューがYelpに現れました。
しかし、レビューは食べ物に関するものではありませんでした。

タイ料理レストランのオーナー、デイビッド・ラサヴォン氏が語ったところによりますと、
『犬を食べている母親の国に帰れ』というものでした。

「このような嫌悪感を抱かせる疑惑やアジア人に対する差別が未だに存在しているとは本当に信じられません」

オーナーはコメントを発しましたが、悪列なレビューは止まりませんでした。
同じ人種差別的な主張が、脅迫とともに何度も投稿されていました。

さらにこのレストランの隣の家の外で縛られたピットブルの動画をソーシャルメディア上で拡散していることを発見しました。
マリア・アルバレス・ガルシアという女性は、ピットブルの飼い主を叱る動画を投稿し、犬が熱中症になりかけていると主張しました。
そして彼女は、隣接するタイ料理レストランで犬肉を販売していると主張しました。

店のオーナーは、隣の家の所有者さえ知らないと述べています。

隣国のラオスでは犬肉を食べる風習があり、タイ人もラオス人に対し同じような差別的発言を行ってはいますが、先進国であるアメリカでこのようなことがあると、後続の国であったとしても仕方がないのかもしれません。

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