被害者は30発以上の銃弾を撃たれ処刑のよう。バンコク近郊都市で起きた銃乱射事件は、15時間後に犯人射殺で幕引き。

3月22日ペチャブリ―県で発生した銃乱射事件。
翌23日、15 時間にわたるにらみ合いの後、警察官に射殺されての幕切れとなりました。

容疑者である29歳のアヌワットは、13時30分、バンコクの南西170キロにあるトンマムアン地区にあるクルンペットヴィラのソイ4で狂気の犯行をスタートさせました。

犯人は住宅街で複数の銃弾を発射し、全く罪のないバイクの配達員を含む3名が死亡し、さらに4名が負傷する大惨事となっています。

警察は、現場近くの保育園から約40人の子供を避難させ、約100人の警官でもって犯人宅を取り囲み包囲しましたが、その後も犯人は無作為に発砲し続けました。

容疑者の母親が現場に連れてこられ、拡声器を使って息子に投降を促しましたが、アヌワット容疑者は武器を置くことを拒否しました。

翌日午前4時頃、銃撃犯がまだ銃を発砲を続けている自宅に警察の特殊部隊が突入を決意しました。
その後、犯人は2階で特殊部隊に射殺され、15時間に及ぶ緊張状態は終わりを迎えます。

 

犯人は、オンラインショッピングで大量の弾丸を購入していました。

アヌワットはタップラン国立公園の元職員で、強要と身体的暴行の容疑で法廷に出頭していました。
容疑者は、射撃場を訪れるのが好きで銃の訓練を積んでおり、銃の取り扱いについて熟練していたとのことです。
3名の犠牲者は、頭と体に30発以上の弾丸を、処刑するかのように撃たれていた、と警察は発表しています。

つい一週間ほど前、バンコクのサイマイ地区で、同様の銃乱射立てこもり事件が勃発したばかりでした。

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