セシウム137漏出事件、不安払しょくできず。23年前も同様の事件で死亡者が。

今回のプラチンブリーで発生したセシウム137漏出事件について、23年前にサムットプラカーンで発生した事件を繰り返してはいけないと警告している人がいます。

2000年に発生したこの事件は、古い倉庫に保管していた使われ亡くなった医療用照射機のヘッドを誰かが横流しし、リサイクル業者に売り飛ばしたというものでした。
古物商は、それが危険なものだとは知りませんでした。

中には「コバルト60」の放射能が含まれており、やがて漏出してしまいました。

この事件により、多くの人に影響がでました。
判明しているだけでも、10名が入院を要し、3名が死亡、2,000人近くがコバルト60の影響を受けたとされています。

タイの管理体制の不十分な工場などでは、正規部品や廃棄物(とかってみなした者も含め)などの横流しが横行していており、それがなんであれ金に換えられるならと言うことで持って行ってしまう輩が相当数います。
放射能物質は目に見えませんので、悪意はなかったというような言い訳が通用するほど、安易な代物ではありません。
無差別に銃を乱射するのと変わらない行為ですが、実際には不特定多数過ぎると罰せられないケースが多いような気がするのですが、そうなるとするとまた同じことが起きるのは必然としかいいようがありません。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る