「美しすぎる女医」がひき逃げされてから1周忌。あれからタイは変わったのか。答えは「NO」です。

美しすぎる眼科医、グラタイ先生(うさぎ先生)が、横断歩道を横断中、非番の警察官が運転するバイクにはねられ、亡くなってからもうすぐ一年が過ぎようとしています。

バンコクの横断歩道で、タイの貴重な眼科医クラタイ博士が亡くなってから、1月21日土曜日で丸1年になります。

彼女は、スピード違反を繰り返す警察官に殺されました。
警察官は起訴され、この事故は当時多くの国民の怒りを引き起こしました。

しかし、なんでも飽きやすい国民性がなせる業でしょうか。
それは瞬きほどの時間でした。

それでもそのような事態を憂う人もいます。
反飲酒運転グループの責任者であるテージン博士は、タイのプラユット首相に彼女の1周忌について追悼式を行うよう書簡をしたためました。

その内容は、タイの運転手が、1周忌である1月21日15時9分に、車のヘッドライト、または携帯電話の電灯を1分間点灯するといったものでした。

同氏によりますと、タイ人の運転規律はとてもひどいもので、横断歩道ほどなどなきが如くであると認めています。
一時停止する車両はほとんどなく、歩行者に対し、渡って来るなと大声で叫んだり、正しく一時停止した車両に対し、クラクションを鳴らしたりする人さえいます。

タイ人は世界的にみても運転マナーの規律が低く、安全に対する文化がみられないと言います。

※これは本誌が独自に感じたことではなく、テージン博士の言葉を借りて、タイの地元メディアが報じている内容です。

タイは交通事故により、毎年約19,000人が路上で死亡し、100万人がケガを負っています。
(事故後、病院で亡くなった人の数はカウントせず)

6万人が、事故後なんらかの障害を抱えつつの生活を余儀なくされています。

「タイ人の国なんだから文句あるなら出ていけ!」と暴論を唱える輩が、日本人にもタイ人にもいますが、それは違います。
タイという国が好きだから、もっと良い国になって言って欲しい、全ての人が「ほほ笑むことができる国」であって欲しい、そう思うからこそ、良くないことは良くないと発言していくことが大切だと本誌は思います。

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