中国人犯罪組織の大ボスと国外逃亡中のタクシン元首相との関係性についての報道。

中国人犯罪組織の大ボスの一人とされるチャイヤナート、通称「トゥハオ」の捜査はまだ続きます。
警察は、語学学校と入国管理官にまで捜査を拡大する予定です。

国家警察の副長官である通称ビッグジョーク氏は12月3日、警察は中国犯罪集団が中国人を入国させるためにタイ語学校を買収し、学生ビザを発行させていたことを調査していることを明らかにしました。
ビザを確保するために利用した財団や学校は、法的措置に直面するだろうと同氏は述べています。
またそれを手伝ったブローカーの存在についても言及しています。

捜査はまた、外国人の入国審査を怠った入国管理に対しでも措置を講じると述べています。

これまでの流れ。
「トゥハオ」容疑者は、 麻薬取引への関与の疑いでバンコク刑事裁判所が逮捕状を発行した後、11月23日に出頭しました。
彼はすべての容疑を否認しており、裁判所は彼の保釈を拒否しました。

11月29日、警察は、サムットプラカーンのラサール地区にある高級住宅を含む、 バンコク首都圏の11か所を家宅捜索しました。

警察の捜査により、「トゥハオ」容疑者と関係があるとされる中国の犯罪シンジケートが所有する多くの住宅が、 タイ株式上場企業のデベロッパー「SC Asset コーポレーション」によって開発され者だと言うことが判明しました。
同社は、株主として現在国外逃亡中のタクシン・チナワットファミリーがいることが判明しています。

国外逃亡中で元首相のタクシン・チナワットの末娘であるペトンターン・チナワットが、SC Asset株の28.82%を保有する筆頭株主であり、長女のピントンタ・チナワットが27.89%を保有しています。
タクシンの元妻は、2.78%で4番目に大きな株式を保有していると報じられています。

この事件を筆頭に、タイが完全に中国に支配されている印象を強く受けずには入れられません。

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