バンコクは人口よりも車の台数の方が多い?! そりゃあ、渋滞もするに大気も汚染されますわな。

タイの社会は、現在多くの問題点を抱えています。
その中のいくつかは、誰もが知っていることかもしれません。
ではなぜ改善されないのでしょうか。
悪いのは政府でしょうか、一般市民でしょうか、それとも。。。

車の所有から公共交通機関への切り替えにバンコク市民が消極的であることが、住みやすい都市計画を実行する上で大きな障害になっている、とマヒドン大学の工学部は11月27日に持論を展開しました。
「公共交通機関、徒歩、自転車への移行は、持続可能な方法でバンコクの交通を改善するのに役立ち、首都とその住民を悩ませている汚染物質の排出も削減できると同大学教授は主張しています。

運輸交通政策計画局によると、バンコクの車両数は首都の人口を上回っています。

首都には、1,053万人の人口がいるとされていますが、なんと車両は1,067万台も登録されていると言います。

バンコクに居住する人の移動手段は、全体の3分の2以上 (68.7%) を自家用車が占めており、公共交通機関 (20.2%)、徒歩 (5%)、タクシー (4.2%)、バス (1.9%) が続いています。

データによると、バンコク都市圏における有害なPM2.5汚染の54%は道路交通によるものであり、次に産業部門 (22%)、家庭 (11%)、その他の輸送 (10%)、農業、エネルギー、廃棄物管理 (各1%) が続きます。 

同学部によりますと、「公共交通機関に多額の投資が行われたとしても、既存の交通問題を解決することはできない」と述べています。

バンコクの交通渋滞は、電車やバスによる市内全域の公共交通機関があるにもかかわらず、依然として東南アジアで最悪の部類に入ります。

マヒドン大学では、交通問題がバンコクの居住性と住民の生活の質を低下させていると主張しています。

BTSの運賃が高いということもありますが、もともと歩くのが嫌いな国民性なので、近場でもすぐにバイクや車を無免許でも乗り回してしまいますから、どんなに立派なインフラを作っても宝の持ち腐れになってしまうかもしれませんね。
この大学教授のように問題点が分かっていたとしても…、いやその前にこの大学教授はどのような交通手段で大学に通っているのでしょうか?

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