【これも薬物】異常性癖から女性を監禁し暴行殺害した男を逮捕。犠牲者は出会い系サイトから。

タイメディアが報じる「セックスマニアから一人が救出、一人死亡」の内容が驚くべきものでした。

10月13日、南部パッタルンの警察は事件となったアパートへ行き、殺人と拷問の容疑で「ルッ」タナデート・ゲーオチュアン(27)を逮捕しました。

警察は、現場にいた31歳の女性(仮名ヌーイ)を救出しました。

救出された女性は、複数の骨折と打撲痕でひどい状態でした。

パッタルン病院によりますと、これらは明らかに暴行の痕跡であるとみています。

ヌーイ(仮名)は、肋骨が9本、鼻が1本、その他背中の骨が3本折れていました。

肋骨が彼女の肺を突き刺していたら、死亡していた状態でした。

彼女は、少なくとも1か月の入院治療が必要となっています。

話しは、7月21日にバンコクの賃貸アパートでカモンペットさん(26歳)を殺害した事件に遡ります。
同容疑者は、カモンペットさんに拷問を加え、殺害したとして9月29日に逮捕状が出され指名手配されていました。

調査の結果、カモンペットさんは、タナデート容疑者と出会い系サイトで会い、一緒に同棲しようと持ち掛けられたと言います。
その誘いに応じ、約一か月に及び監禁の上、暴行を受け殺害され、容疑者は逃亡を図りました。

ヌーイさん(仮名)も容疑者との出会いは、出会い系サイトでした。
8月初旬に容疑者に遭遇し、その後のアジトであるパッタルン県まで電車で向かったと報道されています。

その後、容疑者と同居するようになると、「他の男の写真を見た」などと言う理由で暴行を受け、薬物を使用している際はさらにひどい仕打ちを受けたと証言しています。

この事件のきっかけが、出会い系サイトがきっかけという行動パターンからすると、被害者はもっといるだろうと警察は見ています。
また記録によると、容疑者は2021年1月に麻薬容疑で服役したあと、刑務所を出所していたとのことです。

ヌーイさん(仮名)によりますと、彼は性的異常者でもあったと証言しています。

タイは、違法薬物があまりにも安価に安易に入手しやすく、あまりにも使用している者が多いため、取り締まりが追いついていない(諦めている)傾向があります。
刑務所は常に定員オーバーなため、違法薬物常習者を早めに釈放してしまっている現状もあります。

そして、ノーンブランプーのような幼児大量虐殺事件や今回のような悲劇が繰り返されているというのは、まぎれもない事実です。

 

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