スシローもついに値上げに?!11店舗目オープン直前、赤裸々にズバリ!聞きました。突撃インタビュー記事。

スシロー(タイランド)の11号店目となる店舗『セントラルフェスティバル イーストヴィル』(Central Eastville)グランドオープン直前!

スシロー突撃インタビュー!!

吉田社長、今回もよろしくお願いします。

編:私も個人的に各店舗を訪問させて頂きましたが、なかなかの人の入り用で最近は事務所も移転されたとのことで、こりゃあ、かなり儲かってますね!

スシロー:「まだまだ、目標が未達の部分もあり、これからももっと頑張っていきたいと思っています」

 

編:またまた新店舗オープンとのことで、他の日系飲食店と比べても圧倒的なスピード感ですが、今後もまだまだ出店ラッシュとなりそうでしょうか。

スシロー「そうですね。年度ごとに8店舗出店という目標がありますので、それに準じて出店を続けています」
 

10月にオープンを控えているアイコンサイアム店

編:なるほど、そのあたりの具体的なお話は、また後でお伺いするといたしましょう。

ちなみに先日のセントラルラマ2店は、スシロータイランド初の一階(G階)で店舗オープンをされていますが、これは何か狙いがあったのでしょうか。

スシロー「いろいろリサーチはしましたけども、当然上層階よりもグランドフロアーに近い方が、お客様の流れというのが非常によくてですね、できればグランドフロアーに店舗を構えたいというのは元々の狙いとしてはありました。」

 

編:タイのデパートの場合、車で来る人も多いので、上の方の駐車場に停めてしまった場合、グランドフロアーまで人が流れてこないなんてことはないのでしょうか。

スシロー「あまりそこは関係ないと思ってまして、特にタイのショッピングモールは一番上の隗に飲食店を持ってくるのが定石かと思うのですが、我々としてはグランドフロアーやBTS直結のフロアーの方が、人の流れはいいと考えています。」

 

編:なるほど。
デパート側は、客寄せとなる飲食店を上層階に置き、人の流れを上層階にむける狙いがあるのでしょうが、飲食店側からするとそれは本意ではないということですね。

ちなみに今後もお客様ターゲット的には、タイ人が中心といったところでしょうか。
現在では入出国規制も緩和され、観光客が戻って来ていますが、観光客をターゲットに何か変化のようなものを感じたりしますでしょうか。

スシロー「我々的にいうと、今のところは特にないです。元々がコロナ禍に出店しているところもあって、タイに住んでいるタイ人の方、日本人や外国の方から支持されているというところでしたので、特に観光客が入って来たことによってお客様が増えたと言う印象はありません。」

 

編:なるほど。
確かにタイで出店するには、タイ人に受け入れられて行かないと、ここまで支持されるのは難しいものがありますよね。

それでもスシローさんで、今後観光客向けに何か対策を行っていたりはするのでしょうか。

スシロー「我々のアプリが新しくなりまして、グローバルバージョンになっています。日本語も含め、中国語や韓国語などにも対応しており、予約はしやすくなっているかと思います」

 

編:なるほど。それはPRさせて頂きたいと思います。

さて、昨今原油高やインフレ、円安などと市場を取り巻く状況に大変厳しいものがありますが、価格などに影響はでていませんでしょうか。

スシロー「正しくその通りでございまして、非常に影響を受けています。我々スシローだけではないと思うのですけども、他のタイの飲食店でも値上げを敢行しているかと思いますが、ただそれでもベースの価格はなるべく変えたくないので、どうしても採算の合わない商品だけ、次の価格に移動させて頂いているという状況です。」

 

編:どのネタが一番影響を受けているとかあるのでしょうか。

スシロー「もう、全てですね。燃料が上がっていると言うところから、全てに影響がでています。実際ものによっては、倍くらいになっているものもあります」
「我々の中で、コストとして吸収できるものはできる限りやっているつもりではいるのですけども、本当にそろそろ(価格の維持が)厳しいなという状況にはなっていますね。」

 

 

編:スシローさんは、日本から輸入していると以前お伺いしましたが、円安は追い風にはならないのでしょうか。

スシロー「もちろんです。円安は好材料にはなっているので、まだ大幅な変更に至らずに済んでいると言う面もあります。もう原材料の値上がりの方が激しくて、相殺できるレベルではなくなってきています」

 

編:そう単純な話しではないということですね。

価格と言えば、先月くらいまで「北海道産ウニ」をSPメニューで出していたかと思いますが、価格にして330バーツ
日本円にして現在だと1200円くらいになりますが、反響はいかがでしたでしょうか。

スシロー「非常によく売れた商品でした。キャンペーンとして組んでいた商品というよりは。生のウニを探していて、今回北海道産の生うにが安定供給できるという目途がたったので実施したキャンペーンでした」

こちらは「北海道ウニ」ではありません。

編:1皿330バーツの商品がバンバン売れましたか!

スシロー「これ語弊がないようにお伝えすると、我々だから330バーツでだせているのであって、他のお店なら500バーツ以上はつくネタだと思います」
「商品も北海道産の有名商店から仕入れている生うになので、ある意味ブランドのウニをこの価格で出せていると言うのは、我々でしか実現できないと思います。実際に490バーツで出しているお店もあります」

 

編:その辺り、我々素人は価格を知らないので、本当はどれくらいするものかわからずだったもので…。

スシロー「実際、タイの方はウニに関しては、味も価格も知ってくれていたので、食べた方の反応も良かったですし、想定していたよりもよく出ました。」

 

編:いやあ、タイ人の食に対する貪欲さと言いますか、糸目をつけないところとかすごいものがありますよね。
日本人の方が価格にしり込みしちゃいますね。

スシロー「単価的には高い商品でしたが、付けた価格に価値としては我々自信をもって出せた商品だったと思っています」
「タイの方は、ウニ大好きですよね」

 

編:美味しいものがちゃんとわかってくれるのも、嬉しいところです。

話しがらっとかわって唐突ですが、社長って普段どういう仕事をされてるんですか?
いや、スシローの社長業務って、どんなことをしているのかなあと単純に思いまして(笑)。

スシロー「いろいろと多岐にわたって動いています。週の半分はオフィスで、商品打ち合わせであったり、キャンペーンのこと、当然お金周りのことも確認していかないといけませんので、そういった業務を週の半分くらいでやっています。残りの半分は、お店のクオリティチェックを行いつつ、新店舗の物件開発も私自身が行っています。その辺りに時間をかけている感じです」

編:キャンペーンの企画なども社長が関わっているのですか?!

スシロー「そうですね。今のところは私を中心にやっています。会社も2年たったので、徐々にローカルのマネージャークラスに移行しているところです。」

失礼な質問に真摯にご回答頂き、ありがとうございます!

スシロー「おかげ様でここまで店舗を広げさせて頂くことができました。まだまだ我々のお寿司を食べて頂きたいので、これからも頑張っていきたいと思います。精一杯努力をしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。」

スシロー11番目の『セントラルフェスティバル イーストヴィル』店、9月21日にグランドオープン!

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