タイ人に新ブームの兆しアリ『牛カツ京都勝牛』の牛カツは、今まで味わったことのない新ジャンルな料理だった!

みなさんは「牛カツ」を食べたことはありますか?
私は居酒屋さんで出てくるような薄めの牛肉が入っている「牛カツ」を食べたことはありましたが、『牛カツ京都勝牛』の「牛カツ」は全く別物でした。
その結果、生まれて初めて食べた新たな料理ジャンルを経験することとなりました。

ということで今回は『牛カツ京都勝牛』の協力を得て、実食レポートをさせて頂きましたので、最後まで是非ご覧ください。

タイ・バンコク第1号店がオープン!

『牛カツ京都勝牛』タイ第1号店は、8月19日にフルオープン(18日は17時~プレオープン)しました。
場所は、タイ・バンコクの中心地BTSサイアム駅直結のサイアムセンター2階に店舗を構えています。

場所

サイアムセンターは、BTSサイアム駅を降りると直結しています。

もしくはサイアムパラゴン側の改札で降りた場合、隣り合っていますので歩いて1分とかかりません。

地上からは4フロアー目にありますが、表記上は2階となります。(途中G階やM階を挟むため)

この2階をぐるっと見渡して頂ければ、場所はすぐにわかるかと思います。(目立ちます)

看板は、日本の店舗そのものですね。

インタビュー

実食の前に、先ずはお店の方にインタビューを行いましたので、その内容をお届けします。

編:このサイアムセンターを第1店舗としたのは、どういった理由からでしょうか。

勝牛」:メニュー単価が少し高いので、ある程度の富裕層をターゲットに、近くにオフィスビルもあって学生も集まる、バンコクの中心地であるこの場所を選びました。

 

編:学生が来るんですか?!

勝牛」:学生も多いです。この辺りはタイの富裕層が通う学校がありますので、学生のみのグループでいらっしゃるお客様をよく見かけます。

 

編:それは驚きました。(店内を見渡すと確かに学生グループがいました)

編:タイの「勝牛」は、日本の店舗のシステムをそのまま持ってきて運営されているのでしょうか?
それとも、タイ風に何かアレンジしたことはありますでしょうか。

勝牛」:キッチンから給仕方法まで、日本の「勝牛」のオペレーションをそのまま持ってきています。
異なるのは、混んでいる時の受付け方法くらいです。
(日本は列をなして待ちますが、タイのデパート内は列を作ってはいけないので、ボードに名前を書いて順番がきたら電話で呼びます)

 

編:「勝牛」さん、ならではの特徴を教えて下さい。

勝牛」:私たちのお店は牛カツの専門店なので、牛カツのメニューしか置いていないと言う点にあります。
タイ人は様々な理由で牛肉に慣れていない人もいるので、「牛カツ」という食べ物を知ってもらいたいという思いがあります。

 

編:実際のお客さん層はいかがですか?

勝牛」:平日は周辺のオフィス勤めの方や学生、カップルなどが多いです。土日は周辺でイベントなども行われるので家族連れも多くいらっしゃいます。

 

編:欧米人の方も見うけますね。

勝牛」:やっぱり牛肉の味を知っている方がいらっしゃいますね。

 

編:豚肉ベースのとんかつ屋がタイ人に受け入れられているのは理解できるのですが、牛カツが受け入れられるのかはある意味挑戦だと思うのですが、いかがでしょうか。

勝牛」:はい。しかし、オープン当初から連日お客様がお待ちになるほどの反響を頂いており、私たちも驚いています。
やはり、まだ日本へは気軽に行けないので、少し高くても日本クォリティの良いものを食べたいというタイ人のニーズがマッチしているのだと思います。

 

編:タイ人のお客さんには、どんなメニューが人気ですか?

勝牛」:今は「牛カツ欲張り御膳」が人気です。サーロイン、ヒレ、ロース、タンといろいろな部位のお肉が楽しめるので、こちらが人気です。

 

編:えっ、でもこれ1,090バーツもしますよ。

勝牛」:はい。少し高くても良いものを食べたいのだと思います。
今週くらいから販売開始の「黒毛和牛カツ京玉膳」(1,190バーツ)も、お客様から「いつから販売なのか?」と問い合わせをよく頂きます。

 

編:はあ~、日本人の方が躊躇しちゃいますね~。
タイ人の食に対する情熱というか、欲求には敵わないなあといつも思いしらされますね。

編:話は変わりますが、タイではShinjuku Cafeという会社がフランチャイズで『牛カツ京都勝牛』で運営すると聞いておりますが、Shinjuku Cafeさんは元々しゃぶしゃぶのお店をやっているのだとか…。

勝牛」:ファミリー企業のNoble Restaurantが、「モーモーパラダイス」というお店をやっています。(他に鍋ぞうプレミアムなど)
会社は別々ですが…。

 

編:「モーモーパラダイス」をやってる会社(のファミリー)だったのですね~。
それじゃあ、牛肉に対する取り扱いとか、日系企業とのフランチャイジーの対応の仕方とか慣れてますよね。

勝牛」:そうなんです。実は私も元々はNoble Restaurantの方に長くいて、今回『牛カツ京都勝牛』をオープンするためにShinjuku Cafeに移って来たんです。


編:「モーモーパラダイス」はタイでたくさんの支店を出されていますが、『牛カツ京都勝牛』もどんどん支店を増やされる予定ですか?

勝牛」:はい、その予定です。ただ、今は先ずこのサイアムセンターのお店でしっかり足場を作ってから、徐々に増やして行きたいと考えています。
「モーモーパラダイス」も15年かけて、1年に2店舗づつくらい少しづつ増やしてきましたので、一歩一歩堅実に増やして行きたいと思っています。

 

編:今は、客層的にはどうでしょうか。

勝牛」:今は、タイ人が90%で後の10%で日本人や欧米、シンガポールの方などが見受けられます。

 

編:タイ人が90%なんですね~。
タイ人は辛い味付けを好まれる方が多いかと思いますが、何かタイ人客用にアレンジしたことはありますか?

勝牛」:今は考えていません。日本の『牛カツ京都勝牛』のスタイルをそのままタイに持ち込んでいます。
やはり、クォリティを落としたくないというのがあります。

 

編:確かに「モーモーパラダイス」でも、変にタイ人客に寄せたメニューを作ったりせずに店舗数を着実に増やしてますものね。
メニューで迷走すると、結局クォリティが落ちてしまうということになりますからね。

質問は。以上です。
ありがとうございました。

実食編

お待たせしました。
それでは実際に『牛カツ京都勝牛』の牛カツ、お手並み拝見です。

今回、店舗側より薦められたメニューはこちら。
『牛ロースカツ膳』

勝牛の牛カツを初めて食べる方は、先ずこちらから食べて欲しいシグネチャーメニューだそうです。

こちらが『牛ロースカツ膳』Lサイズセット

 

インタビューの内容の通り、日本の『牛カツ京都勝牛』のシステムをそのままタイに持ってきていますので、焼き加減は「ミディアムレア」でご提供しています。
これが『牛カツ京都勝牛』の牛カツを、最もおいしく味わえる方法なんだとか。

『牛ロースカツ膳』では、厳選されたオーストラリア産のロース肉の中でも「ハネシタ」と呼ばれる希少部位のみを使っています。

セットメニューには、ご飯やお味噌汁(京都赤だし)、そして勝牛の楽しみ方の一つである各種付けダレ(だし醤油山椒塩牛カツソース京カレーつけ汁京玉)が付いてきます。
※付けダレは、メニューによって異なります。また追加注文も可能です。

 

牛ロースカツは、このようにわさび醤油で頂くのがセオリーです。

それでは実際に食べてみましょう!

脂っこくならないよう最小限のパン粉でさらっと揚げた牛カツ、お味の程はというと…。

『おおっ!』
これはとんかつを想像して食べると、想像の右斜め上を行く、全く別の食べ物だと言うことが分かります。
とんかつってもっと豚肉の脂から出る肉汁を楽しむようなところがありますが、牛カツはなんというか「ステーキ」。
良質なステーキを食べているかのようです。

しかもご覧の通り厚切りですから、しっかりと牛肉の味をかみしめることができます。

居酒屋さんで食べた、薄切り牛肉に厚手の衣でしっかり揚げた牛カツとは全く異なり、また見た目に近いとんかつとも全く違う新ジャンルの食べ物でした。
今このレビューを書きながらも、思い出してまた食べたくなる、そんな一品であることは間違いありません。

これは美味しい牛肉をあまり食べたことない、グルメなタイ人の舌を唸らせることは間違いないと感じました。
そして、タイはここでしか食べれないというレア感も、オープン当初からの人気の秘密であることは間違いないでしょう。

とは言え、タイ人には「ミディアムレア」という焼き加減に抵抗がある方もいらっしゃるそうです。
しかし、そのような方もご安心ください!

こちらの鉄板を利用して、あなた好みの焼き加減で食べることも可能なんです。

こんな感じ。
半分をミディアムレアで、半分を焼いて食べてみるのも楽しいかもしれませんね。

そしてさらに味変されたい方は、デフォルトでついてくる京カレーつけ汁京玉もお試し下さい。

出汁の効いた半熟卵。ご飯にかけてもグー!

ほのかなカレースパイスの効いた京カレー汁。辛くはありません。

こんな感じですね。
こちらは付けダレとしてだけではなく、ご飯にかけて食べるのも実は裏技的にアリですよ。

ごはんもふっくら日本米

 

さらに只今アプリに登録すれば、ご飯とお味噌汁はお代わり自由になります!(無料)

さあ、『牛カツ京都勝牛』の牛カツの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか。
いや、多分伝わってないでしょう。

私ですら事前にたくさん予習していったにもかかわらず、想像の斜め上をいった味わいに驚いたことですから。

『牛カツ京都勝牛』の牛カツを食べたことがない方は、実際に食べてもらわないことには、その本当の味わいを知らぬままで人生を過ごすことになります。
もし知っている方は、きっとまた「行きたい!」と思うことでしょう。

タイで日本の牛カツ体験、まだしなくて本当に大丈夫ですか?

 

『牛カツ京都勝牛』メニューはこちらから確認できます。
https://drive.google.com/file/d/1N6kxEV294sOGujKM2cSZC2Z7S-l57JHm/view

■店舗概要
[店名] 牛カツ京都勝牛 サイアム・センター店 – GYUKATSU KYOTO KATSUGYU Siam Center –
[住所] room 201,2F. Siam Center, 979 Rama 1 Rd., Pathumwan, Bangkok 10330
[TEL] 098-669-3182
[営業時間] 11:00~22:00(LO.21:30)
[席数] 16卓、56席
[公式Facebook] https://www.facebook.com/GyukatsuKyotoKatsugyuThailand

 

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