タイオイル社、世界の原油価格は今後も下落すると予測。小売り価格はさらに60サタンダウン。

タイ最大の石油精製所であるThai Oil Plc(TOP)は、経済収縮の見通しの中で世界の石油需要が減少するため、1バレルあたり98〜100米ドルの範囲に世界の原油価格は下落するだろうと予想しています。

先週、ブレント原油とドバイ原油の参考価格は、平均してそれぞれ1バレルあたり103.2ドルと102.55ドルでした。
さらにWest Texas Intermediateの参照価格は低く、1バレルあたり平均94.7ドルでした。

トップアナリストによりますと、1バレルあたり1ドルの価格変動は、タイの石油精製所が設定した製油所前の価格を1リットルあたり0.15〜0.2バーツ変動させるだろうとみています。

ロシアとウクライナの戦争が2月下旬に勃発して以来激化した世界の石油価格の高騰は、米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)による高騰するインフレを抑制する努力を受けて、落ち着くと予想しています。

米国の年間消費者物価は6月に9.1%上昇し、40年間で最大の上昇幅となりました。
連邦準備制度理事会はすでにベンチマーク金利を0.75%引き上げることを決定しました。
これは1994年以来最大の上昇です。

タイ工業連盟のクリエンクライ会長は、米国の高インフレを鎮圧する動きが景気後退に繋がると予想しています。

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