バンコク新都知事選にチャチャート氏が勝利したため、BTS株が下落。

バンコクの知事選挙でチャチャート氏が勝利したことにより、BTSスカイトレインの運営会社であるBTS Group Holdings社の株は5月23日月曜日に急落しました。

BTS株は25サタン(2.78%)下落して8.75バーツで取引を終えましたが、SET(タイ証券取引所)指数は12.33ポイント(0.76%)上昇し、1,635.28で終えました。

アナリストは、BTSグリーンラインの将来に関する前運輸大臣の選挙前のコメントのために、BTSの株価が圧力を受けたとみています。

チャチャート氏は、日曜日の知事選挙で1,386,215票を獲得し、知事選挙史上最大の得票数を得て当選が確実となっています。

シーロム線とスクンビット線の両方を含むグリーンラインは、バンコク都(BMA)と署名した30年間契約によって運営されています。
この契約は2029年に終了します。

内務省は、BTSが負担するグリーンライン延長から発生した債務と引き換えに、2059年までさらに30年間ルートを運営することを推進しています。
提案された延長期間では、運賃を65バーツに制限しなければならないという条件もあります。

しかし連立のプミヂャイタイ党は、この措置は寛大すぎると主張し、この内容に反対しています。

プミヂャイタイ党は運輸省を管理し、パラーンプラチャラス党下の内務省はBMAを監督しています。

チャチャート氏が考えるグリーンライン政策は、BMAが運営を管理し市役所が運賃を引き下げることを可能にすることであり、譲歩の延長に反対しています。

チャチャート氏は、日曜日の選挙前の討論会で、低所得者がBTSを利用できるように、最高運賃は25〜30バーツでなければならないと述べていました。

そうなると大量の税金が投入しなければならないかと思いますが、財源の確保は大丈夫なのでしょうか。
確かに鉄道経営は、補助金なしに運営するのは難しいとも言われていますが、補助金を入れることによって、支出を顧みない運営に傾いてしまう可能性もあるわけです。
タイ航空の体質をみれば、その後どうなるか、火を見るより明らかと言っても言い過ぎではないかもしれません。

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