あのラッセル・クロウ氏がバンコク都知事候補者にズバリ!公開質問

5月22日に投票日を迎えるバンコク都知事選ですが、あのハリウッド俳優ラッセル・クロウ氏が、タイのテレビで各候補者に質問するという大胆な企画に出演しました。

ラッセル・クロウ氏の質問は事前に録画されたもので、タイのチャンネル7のライブプログラム「5月22日:バンコクの運命を決定する」で放送されました。
クロウ氏は英語で質問し、バンコクの知事候補3名はタイ語で回答するというものでした。
各候補者は、3つの質問に答えるべく2分の時間が与えられました。

 

①チャオプラヤー川の水量についてどう思いますか? 洪水の脅威を軽減するために何ができるか考えがありますか?
②タイの電線問題についてどう思いますか? そして、あなたは美しいバンコクをさらに美しくするために何をしますか?
③タイの文化や歴史を知りたい外国人にとって、バンコクをもっと身近なものにするにはどうすればよいでしょうか。

候補者番号⑪のSeethaTeewari氏の回答。

①バンコクはすでにチャオプラヤー川に洪水防御を実施しています。ただし、漏水箇所は9箇所あり、現在修正中です。
②電力線を地下に施設することは多額の費用がかかるでしょう。そのため今後のバンコク知事もおそらく、限られた資金のためにこの問題に取り組むことができないかもしれません。
③バンコク市民に外国人を歓迎し、観光客とのコミュニケーションを改善するために英語(世界共通の言語)を学ぶことをお勧めしたいと思います。 「デジタル経済」で働くために多くの外国人がバンコクに来ると思うので、バンコクに住む者はハイテクでモダンで便利な都市にふさわしい人になるべきです。

候補者番号㉛のWhittaya Jangorbphattana氏の回答。

①チャオプラヤー川の水量は、北部、雨、タイ湾の3つが影響し推移します。このため、バンコクが洪水から守るためにできることはあまり多くはありません。
②予算が少なすぎて電力線を地下に敷くことができず、他の国ではとにかく電力線を地下に敷いていません。予算をかけないより良いアイデアは、必要としない電力線を片付けることです。
③バンコクの外国人観光客のためのツアーガイドになるために学生を訓練することを奨励し、バンコクの市民が外国人とよりよくコミュニケーションするために英語を学ぶことを奨励しなければなりません。

候補者番号㉚のPhongsa Choonaem氏の回答。 

①高度な技術である「スーパーコンピューター」を使って、チャオフラヤー川がいつ洪水になるかを予測し、十分な準備をします。これは、問題を解決するためのベストな方法です。
②電力線はバンコクのシンボルなので、地上に置いておく必要があります。バンコクをより美しくするために、木や植物を植えることを奨励します。
③バンコクでは多くの犯罪発生しています。より多くの監視カメラを設置し、AIテクノロジーを使用して犯罪行為を認識し、外国人にとって街をより安全にします。

ニュージーランド生まれのハリウッド俳優、ラッセル・クロウ氏はタイをこよなく愛していることで有名です。
2021年11月に来タイした際には、人々は彼をタイの「観光大使」と呼びました。

そしてバンコクの無計画な電線について昨年10月、クロウ氏は、バンコクの厄介な電線の写真に「Bangkok dreaming…」というキャプションを付けて問題を投げかけました。
タイのプラユット首相は、電気および通信回線をより適切に施設し、地下に設置するよう指示しました。

しかし6か月後、驚くことではありませんが、電線はこれまで通り人々が歩く頭上に絡まっています。
組織化されていない電線は、バンコクのユニークな性格に貢献していますが、時には発火したり倒れたりして、公共の安全を脅かし、停電を引き起こすことがありました。

外国人は来たるバンコクの選挙に投票することはできません。
投票資格を得るには、タイ人であり、バンコクで生まれているか、バンコクに不動産を所有している必要があります。

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