タイのソフトパワーはランクダウンの35位! ラッパー「ミリ」の活躍でランクアップを目指せ!

タイの人気ラッパー「ミリ」が、先日カリフォルニアで開催された世界的に有名なコーチェラ音楽祭で、カオニャオマムアン(マンゴーともち米のスイーツ)をステージ上で食べるというパフォーマンスを行い、世界にタイの「ソフトパワー」をアピールしました。

タイ政府はこの人気に相乗りしたい意向ですが、「グローバルソフトパワーインデックス2022」では、タイは120カ国中35位にランクされており、昨年の33位からランクを下げているという結果となっています。

2022年3月に発表されたランキングでは、親しみやすさ、評判、他国への影響、COVID-19に対する国の対応など、いくつかの要因によって決定されています。
それはまた、ソフトパワーの7つの柱、すなわちビジネスと貿易、ガバナンス、国際関係、文化と遺産、メディアとコミュニケーション、教育と科学、そして人々と価値観によって評価されていました。

「グローバルソフトパワーインデックス2022」の上位5位は、米国、英国、ドイツ、中国、および日本となっています。

タイ開発研究所(TDRI)は、タイがすでに持っているソフトパワーを強化する人がいなければ、タイのランキングは下がり続けるという予測を出しています。
ランキングの低下は、タイの魅力が低下していることを意味します。
それは経済に影響を与えるでしょうと分析しています。

同研究所は、アーティストが大衆文化を利用して、人々が気付きにくい「タイらしさ」を表現し、タイについての誤解に対処するのに役立ったと言います。
したがって、ミリがやったことはタイのソフトパワーを強化することに繋がったと評価しています。

ガッチリ、政治批判もしているので、そちらの問題にも目を向けて欲しいものですね。

 

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