【動画あり】2022年4月14日カオサン通りの実状を現地リポート。~後半:お詫びと訂正

タイのカオサン通りで、多くの外国人観光客らが新型コロナ感染抑止のため禁止されている水鉄砲などを用いて、ソンクラーンの水かけ行為を行っているとタイの地元ニュースを始め大々的に報じられました。

それらの報道を受けたためか、バンコク都は4月14日13時より、カオサン通りの入口の両側に検問所を設置しました。
検問所では、水かけ行為に使われると思われる水鉄砲などを押収しており、通りでそのような禁止行為をした者は2万バーツの罰金が科されると英語で何度もアナウンスをしています。

そのようなニュースを受け、実際どの程度取り締まりが実施されているかも含め、現地調査に行って参りました。

実際に現地カオサン通りに到着したのは、まだ太陽も明るい17時30分ごろ。
先ず驚いたのは、その人通りの多さでした。

ある日本のテレビニュースでは、今年のタイのソンクラーンは新型コロナ規制のため通常の水かけ祭りは禁止されているため、観光客が多く集まるカオサン通りは行く当ても見定まらない人がぽつぽついるだけで、閑散としているという報じられていました。

しかし、実際は普通に練り歩くだけでもストレスがたまるほどの人ごみで、通りは溢れかえっていました。
タイのメディアでも、カオサン通りが閑散としているというような報道は見受けられません。
(もちろん、午前中などニーズのない時間帯などは閑散としているかもしれませんが)

そして次に驚いたのが、マスク着用率のひどさでした。

タイではマスクを着用していない人は、電車やコンビニすら利用を断られるほど、義務付けが徹底しています。
タイ人も、自分自身がコロナに感染したくはないのです。

しかし、欧米系の訪問客が多いここカオサン通りでは、欧米系の9割、タイ人も店舗の呼び込みスタッフなどはあまり着用していないように見受けました。

水かけ遊びを禁止するよりも「マスク着用」義務付け徹底の方が、よっぽど新型コロナ感染には役立つような気がするのですが、通りをパトロールする警察はその件については一切タッチしていません。(警告アナウンスはしています)

またいつ水かけ遊びが復活するかもしれないと言わんばかりに、携帯電話をいれる防水パックがまるで以前のソンクラーン下のように売られていました。

 

そして小さいお子さんは、何故か水鉄砲を持ち込めていました。

両方のソイの入口は多くの警官が駐屯し、完全に出入りを管理していました。
(ただ、ソイラームブトリーの方から出入りをしている人も多かったので、実際はかなりダダ洩れ状態でしたが)

日が沈むと、さらにカオサン通りは本領発揮とばかりに、もう一段階ヒートアップしていました。

もう昔の原宿竹下通りを歩くような状態で通りは人で埋め尽くされ、その手のお店の至る所から大音量の音楽が鳴り響いています。

「新型コロナはまだ終わっていない」と書かれたパトロールカーも前に進めず、むなしくすら見えます。
(観光客らからは、〇指をたてられ邪魔扱いされていました。)

それでもバンコク都から派遣されてきたと思われる警察官らは、暑い中任務をこなしていました。

あとよく目に入ったのは、メディアと思しき撮影クルーの人たち。
個人撮影の人もいれてると、カメラだらけでもありました。

ナニ用か、わからないコスプレイヤーも。

そんな実際の様子は、写真と文字だけでは伝えにくいと思い、動画も作成いたしました。

決して閑散としていない、本日現在のカオサン通りの盛り上がり度合いは、こちらの動画もご覧頂けるとさらに深まるかと思います。
よろしければ、チャンネル登録もお願いいたします。

 

【お詫びと訂正】
4月14日にお伝えしました「これがカオサン通りの実状…」につきまして、記事内で使用した写真の中に、過去に撮影された写真が混じっていたことが読者の方からの指摘で判明しました。
元ネタの方ではあまり深い説明がなかったので、おそらく笑いを作るために入れたものと思われますが、それをそのまま鵜呑みにしてしまいました。
読者の方々に、誤解を招いてしまったことに深く反省をしております。
今回の現地調査はこのことが判明する前に、自分の中でもどこまで本当なのか確かめたく行ったものではありますが、やはり現場取材の大切さは身に染みる思いでした。
ただ海外ニュースの場合、全てを取材で賄うにはスピード感が失われてしまい現実的ではないので、このようなことも起きてしまうのだと改めて認識いたしております。

これからはもう少し調査能力を上げられるよう精進したいと思っておりますので、皆様からのご支援も頂戴できますと幸いでございます。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る