タイの東北部では伝統となっている「散骨」。その散骨に待った!が。

日本人のみなさんは、死んだらお墓に入るとお決めでしょうか。
実は私の父は早くに亡くなっているのですが、日本では当時、相当に珍しい散骨という方式で葬儀を行っています。

ナコンラチャシーマー県知事は、地元住民からの苦情を受け、チャルームプラキアット地区の公園からムン川へ、故人の遺灰を散骨させる行為を禁止しました。

同知事は3月21日月曜日に、ターチャーン地区の7つの村の人々が、散骨サービスを提供する人が連日最大5家族に及んでいるとクレームが入っていることを明らかにしています。

この付近は、バーンノーンブアにあるムン川沿いの美しい公園です。

葬儀業者は、ろうそく、線香、故人の私物を川に捨てる手配をしています。
しかし遺品の中には、マットレスや枕が含まれることもありました。

知事は、タンボンのターチャーン市役所に、葬儀業者に対して法的措置を取るよう命じました。
規制に違反していると判断された場合、懲役3か月および25,000バーツの罰金、またはその両方を科せらます。

知事は当局に、ムン川沿いの慣行を終わらせるために川沿いの禁止区域とパトロール区域を一般市民に知らせるように命じています。

愛する人の遺灰をボートからムン川に散布することは、イサーンの一部では伝統的な儀式となっており、家族は川まで長距離を移動することがよくあります。

風習とは言え、時をへて、自然に優しくないものまで投げ捨てるのは、どこかで伝統をはき違えてしまっているのだと思います。
本当の伝統に基づいて、自然に返してあげるのがよろしいのではないでしょうか。

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