30年の歴史に幕を下ろした『キッチン新潟』が、『キッチン新潟』として復活!
- 2022/2/20
- 日本料理
2021年12月8日をもって、その30年の歴史に自ら幕を下ろした『キッチン新潟』。
バンコクで洋食屋の看板を守り続け、日本人にもタイ人にもたくさんのお客様に愛された名店でした。
その『キッチン新潟』が、『キッチン新潟』として大復活を遂げました。
昨年末より、スタッフや料理人などそのままに、オーナーチェンジして復活するとは聞いていましたが、まさかそのまま店名まで受け継ぐとは…。
ただし、何かちょっと違いますね~。
木彫りでしっかりと刻まれた『にいがた』の看板がなくなっているんですね。
また、会社名もナワコーポレーション社から、ルークターントロモチ社に変更となっています。
さらに言えば、日本語のお知らせが無くなっています。
オーナーがチェンジすると、見た目は同じでも、食材を安価なものに変更したり、様々な部分で落ちるケースをよく見かけますが…。
早速、実食してみましょう。
今回注文したのが、これまで何度も以前の『キッチン新潟』で食べなれてきた「ペッパーハンバーグ」。
このハンバーグを私に食べさせたら、絶対にごまかしは効きません!
このメニューで先ずは私を唸らせてから、『キッチン新潟』の看板を受け継ぐべきです!
ほお!
お箸をハンバーグに入れた感触、このやわらかさ加減、まちがいなく以前の『キッチン新潟』です。
知る人ぞ知る! このやわらかさ加減が、他のどのお店とも異なる、『キッチン新潟』の独特のものなのです。
さあて、そのお味はと言うと…。
フンフンフン、これよ、これ。これが『キッチン新潟』ですわ。
ただね、ものすごく細かいことを言えば、ハンバーグがほんの少し小さくなった気がする。
いや、これは気のせいかもしれない。
でも、ごはんも小盛りになった気がする。
すでに、実食されたことのある方、この辺りどうでしょうか。
価格は、変わらずランチで240バーツでした。(約850円)
食後のコーヒーも健在です。
同行者は、デミグラスソースのハンバーグを頼んでいましたので、そちらも掲載します。
こちらもな~んか、気持ち小さくなったような…。
ハンバーグの大きさの違いによるいざこざは、子供お悩み相談室に寄せられるご相談のナンバー1ですからね。(←ウソ)
日本産トキは最後の個体が新潟県の佐渡島で絶たれてしまい今は中国産のトキの繁殖に成功していますが、『キッチン新潟』はタイ人の手によってその味が守られました。
これも時代の流れなのかもしれません。