日系企業も被害に。タイ3県でハッカーグループの一斉摘発。あなたの個人情報、売られているかもしれません。

プラチンブリ―、ナラティワス、コーンケンの3つの県でハッカーのグループに対する摘発を行い、4人が逮捕となりました。

タイ警察のハイテク部門が、令状をもって逮捕したのは、ケサリン(31歳)、ポーンパン(31歳)、チャニサー(23歳)、カメルーン国籍のディアガY.(30歳)というタイ人女性3名とカメルーン人でした。

逮捕は、木製人形の取引をめぐる顧客との接触に関して、電子メールがハッキングされたという企業から通報により行われました。

事件の影響を受けたのは、日本企業も例外ではありませんで、1,200万バーツの詐欺被害に遭ったと地元メディアでは報じています。

お金は、アメリカ、スペイン、そしてタイの銀行に振り込まれました。

ハッカーはなんとか電子メールを傍受し、彼らがメールを送信している会社であると偽って、日本企業から金銭を振り込ませたと言います。

最近はネットで決済を行う機会が大きく増え始めていますが、ハッキングとまで行かないまでも、顧客データや名簿がどうも裏で取引されているようです。
私のところにもある有名ホテルのメンバーシップ会社を名乗る人から連絡が来て、「良いプロモーションがあるから、もうクレジットカード番号は知ってるから暗証番号を教えて欲しい」と連絡が入りました。
とりあえず、電話では信用できなかったので、これからホテルに行くからそこで話し合おうとし、実際にメンバーシップの事務所があるホテルに行って尋ねると、そのような電話はしていないと言われました。
某中華系の銀行のクレジットカード部門に勤める知人の仕事内容を聞いても、顧客にテレアポで勧誘する際、その部門のボスから顧客名簿を100バーツから200バーツで購入して、電話をかけまくりインセンティブで稼ぐそうです。

とかくこのような手口に乗せられないためには、電話口での勧誘に乗らない、決してクレジットカード番号などは教えない、興味があった場合は先ずはメールをもらい、eメールアドレスなどをきちんと確認するなどの対処が必要かと思います。

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